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ロマンポルノ誕生から45年を経て、再起動(リブート)された「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」。そんな新しいロマンポルノを、女性目線で観てみようという「元町女子ロマンポルノ部」第2回です!

2作目は『風に濡れた女』。



公式サイト→

『月光の囁き』『害虫』の塩田明彦監督の作品で、山奥でひとり暮らす男を演じる永岡佑さんと、突然現れた謎の女を演じる間宮夕貴さんが主演です。

今回の参加メンバーはりりこ(35)、ミキ(29)、ゆう子(21)、マスター(19)、みるく(32)の5名。進行は元町映画館スタッフのみらいです。ロマンポルノ部女子たちの感想や如何に?


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一部のメンバーがブレてます、すみません…




エロいの大好き最年少部員現わる!

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マスター(19)


みらい(以下、み):最年少部員のマスターちゃんは、ロマンポルノって知ってますか?

マスター(以下、マ):観たことあります!

一同:ええっ!

みるく(以下、る):何で観ようと思ったの?

マ:ジャンルは何でも良くて、エロいのが大好きなんです。

ゆう子(以下、ゆ):あどけない見た目なのにエロいのが好きって…これはもう!

りりこ(以下、り):彼女みたいなタイプも映画の中に配置されてて小憎いよね。清純派も肌さらすんだ!みたいな。

ミキ(以下、ミ):や、あーいう女が一番おいしいとこかっさらっていくんスよ!

一同:どうした(笑)。

ミ:すぐ泣ける子ってクラスにいたじゃないですか。でも男って、そういう子の涙と泣けない子の涙の区別なんてつかないじゃないですか!

み:それはつかないね~。

ミ:しおらしい顔してる子ほど怖いですよ

り:だから何があった(笑)。でも女性の強さが全員表れてたよね。誰も泣かないし、みんな状況を受け容れるし。



相手の人生にどう鮮烈にカットインするか

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りりこ(35)


り:ロマンポルノの妙って“設定”だよね。今どきあり得へんリヤカーを白シャツでひいて、古びたイイ感じの椅子があって、コーヒーをドリップし始めたりして。「ロハス・ミーツ・セックス」?みたいな。

一同:(笑)

り:観てる人をどこまで映画の世界に連れて来れるかっていう感じでひとつひとつの小道具もめっちゃ意図して盛り込んでて、楽しんで作ってる感じがすごくした。

る:「10分に1回の濡れ場」ってあった?あんまりそういう印象がなくて、最後にドカンとあったけど。

み:「10分に1回」はルールなので、それに則っているはずなんですが…。

ゆ:そのルールを感じさせないところが、自然で良かった。

り:ストーリーを重視してるんでしょうね。ルールが張り巡らされた箱の中でいかにストーリーに引き込むかっていう。そこに日活ロマンポルノらしさを感じる。非日常のような設定を持ってきて、陰影で女性を描くような。この映画だとソファからずり落ちながらのセックスシーンとか。

ゆ:あの角度良かったですね。

る:冒頭がすごく唐突でビックリした。あのシーンは監督が絶対にやりたくてやったんやろうなっていう気がする。

ミ:ロックオンしたんでしょうね。相手の人生に、どう鮮烈にカットインするかっていうのは重要だと思う。

る:チラシビジュアルにもなってる、食べながらセックスするシーンも監督が撮りたかったんやろうなーと思った。

ミ:あのシーンでかぶりつくのがトマトっていうのがめっちゃエロい!気持ちじゃなくて100%快楽だけのセックスってなんて気持ちいいんだろうかと観てて思いました。普通男の人って、セックスをするためにデートに誘ったり手をつないだりと段階を踏むわけじゃないですか。そうじゃなくて出会ってすぐに「君とセックスしたい」「OK」って感じの方がそこに嘘がなくて気持ちいい。

み:セックスに愛は必要ですか?

ミ:うーん、嘘がなければ愛はなくてもいい。嘘がある方が罪。

る:私もそう思う。

ミ:揺れてるワゴン車を見ながら交わってるときのセックスがいちばん罪深い。それなら気持ちはないけど気持ち良くなろうって言われた方が断然マシ!

り:でもあの場合は彼女も納得してるよね。

み:無抵抗でしたね。

り:女性は結局、待ってるんですよ。“されちゃう”のを。

一同:(笑)



自立したおっぱい?!

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ミキ(29)


マ:女の子は誰推しですか?

み:私は汐里(主人公)かなあ。おっぱいが…

マ:キレイだった!

り:そういう規格があるような感じだったよね。AVと違って大きすぎず、ちょっと小ぶりな感じ。

ミ:小ぶりだけどちゃんとあって、寝転んでもツンと上を向いてる絶妙なサイズ感

り:柏木に憧れている女の子のような、「リアルにささやか」な胸の子も入ってるのがいい。

み:いわゆる“巨乳”が出てこないですね。

ミ:一気にリアルじゃなくなっちゃうんじゃないでしょうか。

み:巨乳はファンタジーなのか(笑)。女性たちはみんな身体がキレイでしたね。

ミ:自立したおっぱい」って感じじゃないですか?

一同:何それ(笑)!

ミ:顔に生き様が出るように、ボディラインにも生き方が出ると思うんですよ。

り:知人の男性が「おっぱいは女の履歴書や」って名言を残してました。

ゆ:ちょっとノートに書いときます!

ミ:みんな強そうっていうか、凛とした女性たちだったから、凛としたおっぱいだったじゃないですか。そこにスポーツ紙の中面に出てくるようなボヨンとしたおっぱいが出てきたら、女性の印象そのものが変わっちゃう。

み:じゃあこの脚本のこのキャラに合わせると、自立したおっぱいの持ち主しか出られないってこと?

ミ:そうじゃなければ説得力ないし、世界観が崩れちゃう!

る:絶対おっぱいオーディションしてますよ。

み:それは…この映画を観ても男性では気づけない部分じゃないかな。

ゆ:同じ女性だから見えるんですよね。この女性は自分を持って生きてるな、あ、やっぱりおっぱいも自立してるなって。

ミ:だって上向いてたじゃないですか。

ゆ:坂本九(笑)?!

ミ:みんな「私はこの身体で生きていく」っていう感じでしたね。男を楽しませるための身体じゃなく、私自身の身体だっていう。



セックスに言葉はいらない!

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みるく(32)


ミ:湿度高いエロがあんまり好きじゃないので、カラッとしてるのが良かった。

み:でも後半の絡みではほど良い湿度があって。感情的に湿度が低いからいいんですよね。

マ:やってる時にセリフがないのが良かった。

ミ:あーわかるわかる!最中に愛してるよとか状況解説とかいらんよね。僕と君が今ひとつになって…とかわかってるし!

み:そんなこと言われたことないわ(笑)!

る:AVだったらもっとセリフあるもんね。

マ:バンバン言いますよ、男も女も。言わされてる感満載のセリフが(笑)。

り:今日の作品も声のグラデーションが効いてましたね。作家に憧れる女の子はクンクン言ってるし、年配の女はギャンギャン言うっていう(笑)。

み:喘ぎ声でもキャラが出ますね。

ミ:作り物っぽい感じがなかったですね。演技であれだけできるなんてすごいですよね。

マ:素人モノAVマスターとしては(笑)、喘ぎ声は監督のロマンが入ってたように思えました。フィクションとして作っているというか、映画としての演出じゃないかな。



観ると塩田監督の好感度が上がる?!

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ゆう子(21)


り:女性にもロマンポルノのファンがいるっていうことが今日これを観てよくわかりました。監督たちがどこにロマンを感じているかというのがよくわかるし、塩田監督はその愛を受け容れてくれると思う!

ミ:この人がタイプ」って言ってるようなもんですよね。

み:ロマンポルノ・リブートの5作品は完全オリジナルが条件で、ほとんどの場合監督自身が脚本も書いています。そうすると監督それぞれの女性観とかセックス観、俺のロマンが入ってきますよね。

り:塩田監督は「ぐいぐい来てくれ、女豹!」って思ってるんですよ。

る:私は大人っぽさを感じました。大人の発想というか。

り:それは監督が枯れてきてるからよけいに?自分の男性性の衰弱を身体で感じ始めたときに、力で凌駕できないと「カモン女豹」ってなるんですよ。

ミ:でもそれはかつて自分も狩人だったからですよね。草食系の男子たちは、枯れてきてもそうはならない。

る:自分が体験したことないからロマンとして描いているというのもありでは?

み:でも童貞というわけじゃないので、ロマンを描くにしてもそこに自分の哲学が入ってきますよね。

る:それは絶対入りますねー。

み:塩田監督の好感度めっちゃ上がりました、この映画観て(笑)。



女の子に観てほしい

み:これは女の子に観てほしいですね。

マ:女がみんな女々しくなくて、カッコいいよって言いたい。女の子の方が大人びてるし、こういうの楽しめると思う。

る:でも元町映画館で上映してるっていうことで、観に来やすいんじゃないかな。興味ある子はいるだろうし。

ミ:ただエロを描いてるってわけじゃなくて、性の視点から生を描いてるんだと思う。

り:5作品を観て、女は男のロマンを嘲笑うのか許容するのかっていうリトマス紙になり得るのも面白いよね。

み:監督は全員男性ですからね。

り:私たちは今日塩田監督を受け容れてしまってるわけですよ(笑)。他の監督の作品も観なきゃって気になってます!

み:女友達を誘うならなんて言いますか?

ミ:自立したオッパイ観に行かない?」かな。

一同:(爆笑)

ミ:これ観た後にビール飲みに行きたい!

り:オッサンやん(笑)。




いかがでしたでしょうか?

AVを愛好するマスターとゆう子のAV話や女子の性欲についてなどここではとても書けない話や(ご想像ください)、時代で求められる“声”の変化や少子化問題の解決案など、社会派な話題も出たりともりだくさんの座談会でした。一部しかご紹介できないのが残念です。

次回は白石和彌監督の『牝猫たち』でお届けします。週末からはいよいよ上映開始!ご期待ください!

(mirai)

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