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5時間17分という長さの映画を観るのは初めてでした。
桁外れな長さのためにこの映画を観ようかとどまっている方がいるかもしれません。
しかし実際に観てみようと覚悟を決めてしまえばあっという間。
その長さにためらっている人はぜひ観てみてください。

この物語では「女性」というものが強く表されます。
母親としての女性、友人としての女性、妻としての女性。
彼女たちの抱える問題が明らかになっていくにつれて、
そこには必ず「男性」の存在があることにも気づかされます。
父親としての男性、息子としての男性、夫としての男性。
「女性」も「男性」も必ずしもこうあるべきという形はなく、
それぞれがなりたい理想と目の前の現実の間で葛藤しています。
そういう意味でこの物語に主役は存在しないのかもしれません。
4人の女性の中の誰かに強く共感するかもしれないし、
彼女らの夫や友人に共感するかもしれません。
私の中では男性たちにあまり共感できなかったのですが
その中で桜子の息子、大紀をめぐる話はとても印象に残りました。
どうしても弱者としての女性の立場にばかり目がいきがちですが
対して責任を求められる男性の立場はある意味弱者的側面も持つのかもしれません。

この映画に出てくる登場人物は実際の女優さんではなく一般人の方だそうです。
だから演技は女優さんよりも自然ではないと感じさせるところもあるのですが、
『ハッピーアワー』では逆にそれが狙いなのではないかと思わせるのです。
それは彼女たちの言葉の影響が大きいです。
彼女たちの言葉はひとつひとつがとても重みがあり
物語が進むにつれて彼女たちの台詞がまっすぐにつきささってくることに気付きます。
映画は映像に重きを置かれがちですが、この映画ではむしろ逆だなあと思いました。

いえ、映像もとっても素敵なのです。
特に神戸に住んでいる方は見知った光景が多く出てくるので
観ているだけでも楽しいのではないかと思います。
ぜひ元町映画館に見に来てください。
(トト)
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