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『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』
元町映画館にて公開中。
キャッチコピーは
”今やらなきゃ、死んじゃうじゃないっ!

アメリカの田舎に住むシャーリーとヒンダ。シャーリー92歳。ヒンダ86歳。二人ともアラナイ(だいたい90歳)だ。
そんな二人が『経済成長』という言葉に疑問を持ち、答えを求め、あらゆるところに出向く話だ。

二人の想いは『経済成長』ってなんだ?という素朴な疑問だ。たったこれだけで映画の二人のように活動できる人がどれほどいるだろうか。

舞台がアメリカってのも良い。”アメリカ経済”という一種のブランドに常に近い状態で生活していた二人にとっても全く遠い言葉でもない。

個人的には二人がどうこうしてアメリカの経済成長が変化するとは思わないし、経済に詳しくないのが現状だ。見終わったあと、”経済成長”に疑問を持つ、それだけのことにどんな会場にも乗り込む姿に驚いた。

特にこの映画で印象深いのは、ウォール・ストリート・ディナーで世界の金融トップたちが集まる場所にに二人で乗り込み、壇上のゲストに質問を投げかけるところ。とてつもなく広い会場で、ゲストに投げつける“無限に経済成長は続くのですか”会場から漏れる失笑。壇上にいる司会者も動揺せずにいわゆるアメリカジョークで受け流す。二人は連れ出され、、罵声を浴びせられる。

知りたいという欲求を持っただけで排除される。”経済成長”答えのない言葉。好奇心に突き動かされただけで危ない目にあいそうになる二人。しかし、二人はここで塞ぎこむことなく、大学でメガホンを持って自分達の主張を繰りかえす。へこたれない姿になんか涙が出そうになる。

ずっと戦っているだけじゃない。この映画には二人のいつもの様子も挿入されている。だから共感することができる。劇中、一番笑顔になる孫との時間。電動車椅子に乗り、戦地(大学、銀行など)に向かう姿。いつもと変わらない日常の中に自らの疑問との戦い、主張がある。

監督のホバルト・ブストネスによると『彼女たちの個性、たどってきた人生、世界をよりよくしようと闘った姿』(公式パンフレットより)が重要なポイントになったようだ。

何かにくすぶっている人、世間に疑問を持ったけど何をしていいか分からない。”好奇心”が枯れる前に一度今作をご覧になって欲しい。

『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』は公開中。

(芋羊甘)
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