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元町映画館、ジャック・オコンネル応援企画(スタッフ ひ 勝手に命名)
今回は刑務所が舞台。実際の刑務所で撮影された本作。コンクリートの冷たさや、鉄格子のサビ加減がリアルで何ともじわじわくる。しかし、ジャック・オコンネル、鼠色のスウェットが似合う。全然違和感ない。

作品とも関係ないですが、映画に出てくる風景も重要な映画を作る要素。そこにもぜひ注目してもらいたい。

それではスタッフレビューをどうぞ

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彼は親の愛情を知らない。知っていたのは暴力と罵声、そして父親がどこの刑務所に収監されているかということだけ。

父親は入ってきた息子に対して驚きもせずに、自分を守る術を考えろという。彼はこの刑務所のボスになっていた。その父親の教えを守るように息子は歯ブラシで簡易ナイフを早速作る。この手際の良さが彼の育ちを表現しているだろう。

言葉で問題を解決する術を知らない彼は、近づくものを全て暴力で解決しようとする。さすが飛び級するだけの問題児。しかしその目に余る行為はいつしか他の受刑者の反感を買ってしまう。



息子を演じるのはジャック・オコンネル。先日、当館でも上映された『ベルファスト71』の主演を演じていた。その作品でも新米兵士を演じていたが今回も19歳の受刑者を演じる。前回の作品とは違い、罵詈雑言の言葉中心、いきなりシャワー室で襲われることも。最近の映画には見られない、綺麗じゃない不器用なアクションシーン。閉鎖された刑務所に確固たる地位を築いた父と世間知らずの息子。この二人が最後どうなるかがこの作品の見どころというのは言わずもがな。もう一つ、見どころがある。



集団療法でジャック・オコンネルが暴力ではなく、平和的な解決方法を模索するところだ。療法士は無料で刑務所に勤めている。彼自身も過去に問題を起こしたことがあるらしい。
初めはそこに所属する囚人と反発するが、次第に打ち解けていく。


派手な演出や緊迫したシーンでは特に大きな音楽が鳴ることもない。だからこそ登場人物の心情が映像にあふれている。あと一歩で更生するかもしれない。不器用な父が投げかける言葉にはどこかやさしさがある。しかし、不安定な刑務所の中で良い子にしていくことは難しく、看守長、そしてもう一人の刑務所のボスが暗躍する。



観客は父と息子、どちらかの視点で映画を観ることになるでしょう不安定な人間だからこそ、時に弱さも見せる。だからこそ、最後のラストシーンはその言葉しか見つからないし、その一言しかなかったでしょう。



最後にあの優しい看守、ええ男!

(芋羊甘)
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