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3連休もあとわずか。

今作を見ていない方は休みを使ってぜひご覧ください。
ちょっと見ることを悩んでいるかたへ。当館スタッフが自信を持っておススメします。おススメレビューをご覧ください

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『ローリング』は盗撮によって教師を退職したダメ男、権藤を中心に水戸を舞台にしてくりひろげられる物語です。
権藤と、寛一、みはりの三人の距離感がそれぞれ絶妙でおもしろいです
随所にちりばめられるくすりとさせられるようなシュールな笑いもまた魅力的なところだと思います。

それでも最後の見せかたにはどこか切なさが残り、私にはどうにも言いようのない悲しさを感じてしまいました。
それは、終始この物語のヒロイン、みはりに感情移入してしまったからでしょう。
この物語に出てくる人物たちは権藤に限らずみんな、人としてだめな一面を持っています。
それは怪しげな弁護士しかり権藤を利用しようとする元教え子しかり、寛一しかりです。みはりはたしかにまっとうな人間ではないかもしれませんがただただ我を持たない子であり、悪く言えば主体性がないですが周りの人を気づかいうまく合わせられる子です。
そんな彼女が最後、結局あのような結末を迎える術しか持たなかったのは、彼女の性格のせいだけではなく、
ばい菌が入ってしまった足の傷がいつまでも治らないように、
彼女の人生の中にある種の転落要素が混ざってしまったからでしょう。
それは転落をまさに迎えた権藤であり、権藤にかわってみはりの彼女になった寛一でもあり、彼らに関わる全ての人がみはりにとっての「転落」を生み出すばい菌だったのだと思います。

だからこそこの物語の主人公は権藤でも寛一でもなくみはりなのではないかと感じました。
もちろん誰に感情移入するのかによって物語の印象は変わってくると思いますが、
ぜひ劇場で、彼女の魅力を感じていただきたいです。

あとは個人的に権藤役の川瀬陽太さんの演技がすばらしいです!
ダメな役だけど違和感なく入ってきてひきこまれてしまう、不思議な魅力です。
ぜひ舞台あいさつに来ていただきたかった。またお待ちしております。

(トト)
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