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グザヴィエ・ドランについて

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今でも覚えている。
元町映画館で初めて上映された、
『わたしはロランス』を観ようかどうか迷ったことを。

ファッション雑誌がこぞって、いい!!と取り上げた。
でもそういう作品って、時々奇抜すぎてついていけない。
大丈夫かなあ、と恐る恐る観た。

観た後、びっくりした。

映像は斬新で、カラフル。
さすが、20代の子が作った作品という感じだったが、
お話や挿入歌は、オーソドックスそのもの。

そして、自分が経験してきたことや見聞きしたことと、どこかダブる。
処女作『マイ・マザー』のレンタルビデオ屋での親子ゲンカなんか、
かつての私と母親か、と思うぐらい、
同じシーンを見せつけられ、びっくりした。

だから感情移入しやすく、
観ながら胸がギューっと痛くなる。

彼はよくインタビューで、こう答えている。
「僕の映画は、実体験に基づいている」と。
だから、観終わった後、
映画の世界のお話でしょ、じゃ済まされなくなる。
また観たくなる。
新作が、死ぬほど楽しみになる。

いい映画に出会うたびに、思う。
監督本人とはなかなか会えないけど、
同じ時代を生きていて、よかったなあー、と。
とりあえず、引退だけは、まだしないで欲しい。

グザヴィエ・ドランの全作品を一望できる特集上映は
7/4(土)より元町映画館にて!

(空飛ぶ猫)

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motoei_staff

元町映画館スタッフブログです。
おしらせや上映作品のみどころ、
日々のなにげないつぶやきなどなど。

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