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『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』

舞台は1983年、ニューヨーク。中国からの不法移民として流れ着いた少年サニー。その地では様々なギャングが派閥を作り、生き残るためにはギャングになる以外、生き残る術はなかった。ギャング同士の駆け引き、掟破り、騙し合いなど。サニーには多くの困難が立ちはだかる。

泣けるギャング映画。最後の銃声にあなたは何をみるか。
銃をぶっ放し、お金と薬とSEX.。これがギャング映画には欠かせない。もちろん、この映画にもそれはある。

実話をもとにした本作。アメリカにおけるアジア人の扱い。大人になりきれていない少年を”ギャング”と呼ぶ違和感。その小さく細かい設定が後半になって活きてくる。

先に言います。この映画にかっこいい男はたくさんいますが、イケメンは出てきません。でも男臭いのがまたいい!レストランの皿洗いから始まり、”青龍”の幹部に昇りつめるサニー。そんな彼も恋をする。相手はボスの知人の娘ティナ。幸せは長くは続かず組織から命を奪われる。

このシチュエーションはよく見られます。しかしアジア人と白人。個人と集団。愛情と友情.
同じジャンルのなかでぶつかり合う感情はこの社会の誰にでも起こりうることではないでしょうか。

やられたらやり返す。昨今ではドラマの影響で多くの方がこの言葉を耳にしたのではないでしょうか。ここでのやり返すは"死””殺す”を意味し、世間的にみれば目に付く悪態の数々は生き残るための防御策。負けは許されず、進むしか無い。随所に見受けられる波を押退けて進む船。これがギャングの姿。つまり目の前にどれだけ大きい波が来ようとも船はすすむ。目的地に着くまでは。

ラストシーン。ある目的を持ち船に乗る。その視線の先には生まれ故郷である香港。眼差しの矛先にある人物に対して憎悪以外の何者でもない感情を持つ。それだけで彼が成長し、取り返しのつかない時間が過ぎたことを我々も知る。

銃声。この乾いた音を聞くとき、どこかで誰かが傷つき、友情とは、家族とは何かを思い知る。弾道と視線の先にあるものだけが真実ではないのです。(芋羊甘)
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