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日本映画の次の時代を担う若手監督を紹介する企画「JAPAN NEW WAVE」。

4/18からはいよいよ折り返し!4作品目『おんなのこきらい』の公開です。

監督は1988年生まれの加藤綾佳さん。
映画美学校卒業後に制作した『水槽』がPFFコンペティション入選。
そして本作で単体劇場デビューとなります。

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本作『おんなのこきらい』は「MOOSIC LAB 2014」の作品として制作されました。
そして準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞、男優賞の計4つの賞を受賞。

「MOOSIC LAB」といえば、今泉力哉(『サッドティー』)、山戸結希(『おとぎ話みたい』)などを過去に輩出したことで有名ですね。

加藤綾佳監督はそんな若手監督にとっての登竜門を通過したと言っても過言ではない、
まさにJAPAN NEW WAVEなひとりなのです。

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『おんなのこきらい』はデザイン会社に勤めるOLキリコが主人公。
彼女は、女性の価値はかわいいことだと信じて疑いません。
抜群のルックスから職場の男性陣にはもてはやされますが、嬢王様的な性格から女性陣たちとはうまく付き合えない日々が続いていました。
そんなキリコもバーに勤務するユウトに好意を抱いているのですが、友達以上恋人未満の中途半端な状態が続いていて……というストーリー。

この嫌な奴(?)キリコの役を『チョコリエッタ』『乾き。』などの森川葵さんが演じました!

キリコの性格が出た印象的なシーンがあります。

一番反りが合わない女性の先輩に職場でチクりと次のように言われます。
「キリコちゃんは合コンとか行かなくてもモテるから、男が勝手に寄ってくるでしょ?」

それに対しキリコは・・・

「そうですね。わたし可愛いんで。」とニヤリと笑みを浮かべながら即答!

ここまでくるとアッパレなのですが、キリコが「かわいい」をヒエラルキーの頂点に置き、
そして「かわいい」自分は魅力的な女性なのだと自分で自分に言い聞かせている、
そんなシーンに感じました。

たいていの人間は自分のことをかわいいと思っていたとしても
「そんなことないですよ〜」と謙虚に答えます。

しかしキリコの様にきっぱりと言える人は、やっぱり好感は持てないのですが、
つきぬけている様が、どこか魅力的に映るかもしれません。
(事実、劇中でもキリコの後輩の茜が憧れの目でキリコを見る描写があります。)

このつきぬけたキャラクターは
「バットマン」シリーズにおける悪者、ジョーカーのつきぬけた「悪」と似ている!
とは言いすぎでしょうか?

とはいえ、キリコのように清々しさと同時に少し共感を覚えてしまう
「つきぬけた」キャラクターに出会えることが映画的であり、作品の良いところ!

『おんなのこきらい』は4/18〜5/1の2週間の上映です。

(斉藤)
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