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引き続き、映画好き山口県人では知らない人がいない映画コメンテーターにして、周南「絆」映画祭実行委員会委員長、松田優作賞運営委員会委員長でもある、大橋広宣(マニィ大橋)さんの寄稿原稿(つづき)をお送りします。

前回の山口ケンミンが見た『百円の恋』その③→もご参照ください。



山口県の周南「絆」映画祭も回を重ねるうち、渡邉俊夫さん、松田優作事務所「オフィス作」のスタッフの方々とも話すようになりましたが、そのぶん自分のなかで思うことがありました。

それは「松田優作さんの出身県である山口県で、優作さんを顕彰したうえで、ただ映画を上映してゲストを呼ぶだけでいいのか?」でした……。

そこで、脚本賞としての『松田優作賞』を設けてはどうかという話になった。

なぜ、俳優である優作さんゆかりの賞が脚本賞なのか……というのは『百円の恋』パンフレットに書きましたが、優作さんは常に新しい可能性を開く脚本こそが映画には必要と信じて、丸山さんと共に常に脚本づくりをしていたことに由来しています。

それで、周南「絆」映画祭実行委員会の中に、松田優作賞運営委員会を作り、松田美由紀さん、黒沢満さん、丸山昇一さんにもご協力していただき、審査委員になっていただいて脚本募集をはじめた。

不肖ながら僕を中心に、地元スタッフで一次審査と二次審査を担当。
2012年10月初め、夜中の4時、仕事の合間に脚本を読み続け、いやいや、脚本読みの合間に仕事、普段の生活をする、という感じで、締め切り間際になると脚本の数が凄くて、完全に生活は脚本を読むのみ……。

僕は151本全部を読んだが、しんどかった。

それでも『百円の恋』は光っていた。
面白かった。

まずタイトルにハッとし、思わず引き込まれて全部読み終えた。まるで映画を観た感じ。

なにしろ、僕の頭の中では一子さんがリングで光っているのが見えた気がした。あと、前半のメインとなる野間、池内というキャラクターが秀逸で、ボクシングに流れていく展開も自然で、眠気を忘れて読んだのを今でもはっきり覚えている。

文句なしで最終選考に回した。

そのとき、最終選考に残ったのは、合計7本。
それを美由紀さん、黒澤さん、丸山さんに読んでもらい、最終選考会を開いた。それからさらに3本に絞り、選考委員で審査・協議した結果、最後に丸山さんの一言があって『百円の恋』に決定した。

そのぶん映画化されて嬉しい。
安藤サクラさんでよかった。新井浩文さんも素晴らしい。

上京して黒澤さんにあいさつした際、佐藤プロデューサーを紹介された。佐藤さんは「絶対に百円の恋を映画化したい」と熱がこもっていた。脚本に惚れ込んでいた。ああ、この人がプロデューサーなら、絶対に映画化は実現するって確信した。

その後、佐藤さんからは逐一報告をいただいて、映画化にゴーサインが出たこと、オーディションの結果、一子に安藤サクラさんが決まったこと、狩野役に新井さんが決まったことなど、報告があるたびに興奮した。

佐藤さんからは、山口県周南発の企画だから、予算はないけれども何とか周南でもロケしたいと相談された。

地元ではサポーターを募るなどの活動を展開し、1日だけではあったが、周南での撮影が決まり、その日がクランク・インとなった。

「山口県周南市での撮影を、この映画のスタートにしたい」という佐藤さん、武監督の心意気が何より嬉しかった。

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そして、2014年7月16日にクランク・イン。

山口県周南市の徳山動物園、東隣の下松市の笠戸島、さらに東隣の光市の室積海岸で撮影。スタッフ、キャストのホテルの手配、エキストラ集め、撮影場所の許可申請など、連日メールで東京のスタッフとやり取りしながら段取りし、無事クランク・インできた。

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クラインインの様子は、周南[絆]映画祭Facebookページ→もご参照ください。

次回は、映画『百円の恋』ロケの裏話をお送りする予定です。


【大橋広宣さんプロフィール】

山口県山口市出身。
地元の大学卒業後「新周南新聞社」に入社し、記者などを経験。2005年より個人事務所「和田山企画」代表として、フリーランスのライター、ディレクター、イベンター、司会者として、活動中。LD(学習障害)経験者として、NHK『計算できんで何が悪いとや?』『ハートをつなごう』などに出演、全国で講演活動も行っている。


大橋広宣(マニィ大橋)公式ホームページ→

周南「絆」映画祭公式ホームページ→

(中)

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