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「K集さん、マイロって"甘栗"ですよね」

スタッフY田C嬢の証言によって、映画の主人公マイロくんの出身地が判明いたしました。
中国は天津の生まれ。たくさんの親戚に囲まれ、こころなしかうれしそうです。
そしてひさびさの息子との対面。

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つかみはこれで良し???


○映画のあらすじ

しがないサラリーマンであるダンカンの周りは、ストレスがいっぱい!
面倒ばかり起こす同僚、社員の首切り役を押しつける悪徳上司 etc etc。
しかも最近耐え難い腹痛に悩まされる始末。

同じころ、ストレスの原因たる人たちが次々に惨殺されていく。
どうやらダンカンが猛烈な腹痛で気絶している間に、
何者かが代わりに敵討ちしてくれているらしい。

催眠セラピストであるハイスミスの協力を得て、
たどり着いた真相は驚くべきものだった!

ダンカンのお尻の穴から奇妙な生物"マイロ"が飛び出し、
外で一仕事済ませたあと、律儀にもまたお尻の穴に戻ってきていたのだ。
凶行をやめさせるべく、ハイスミスの助言どおりマイロをなだめ、
絆を深めようとするのだが…。

○みどころ

愛らしい宝石のような、ホラコメの良作。

マイロくんがつくり手からとても愛されているのが、画面からすごーく伝わってきます。
最近の映画がCG重視でおざなりに作られているのと違い、
極力CGを排除し、大事に手づくりしている感じです。
(あの超高速まばたきは、さすがにCGだと思うけど)

まずマイロくんの造形があまりにも秀逸。
ポリープをキャラ化しようとは誰も考えつかないし、何よりモノがよくできていて、
その肌の質感を含め、ていねいに作りこまれています。
そして表情、しぐさ、動き、声は、「よくぞやった」の絶賛もの。
わずかに残るぎこちなささえも、キュートであります。

更に感心したのは、マイロくんのキャラ設定です。
アメリカのホラー映画は"外敵"を決めて、こちらは善、あちらは悪と言う図式が多い中、
『バッド・マイロ!』では文字通り自分の中の"内なる悪"の存在を認め、
それとどうネゴシエーションしてすり合わせていくのかを描き、
このあたり意外と高尚な映画なのかもしれません。

人間側のキャストも負けてはいません。
みなさんお芝居がうまくて、各人のキャラが明確に立っているんです。
特にダンカン役のケン・マリーノの「おなか痛い」超絶演技は、
おなかの弱い僕からしたら他人事ではなく、見てて変なチカラ入りました。
あとハイスミス役のピーター・ストーメアが、偏屈キャラを相変わらず楽しそうに演じています。

色んな映画のオマージュも入っていて、パッと思いつくだけでも(古すぎて申し訳ないが)、
クローネンバーグの『ザ・ブルード/怒りのメタファー』、
ラリー・コーエンの『悪魔の赤ちゃん』、スピルバーグの『E.T.』、
ジョー・ダンテの『グレムリン』、ポール・モリセイの『処女の生血』等々。
チャップリンまで引き合いに出しているシーンでは、
「なかなか映画分かってるな、コイツら」と思いました。

テンポよく映画は進み、迎えた終盤。その存在が公になったマイロくん。
今までのようにはいかず、多勢に無勢の人間たちに追い詰められ、
ギタギタのメッタメタに痛めつけられます。
「やりすぎや」「もうそのへんにしといたげて」「マイロ、なんも悪ないやん」
と思ったお客さんは、もうお尻の妖精マイロくんを腸内に飼っているのかもしれません。


○上映期間+その他情報

1/31(土)〜2/6(金)の一週間だけの上映で、上映時間は20:50の一回限り。
最終上映回ですので、夜ペア割引(お二人で2200円)が使え、
お財布にもやさしいよくできた映画です。

更に上映期間中、当館でのTシャツ販売(限定数)が決定しました。
デザインはこちらにてご確認ください。
なお、製造元品切れのため、元々ご用意できないサイズがあるかもしれません。


では皆さんのご来館お待ちしています。


追伸:エンドロールにNGシーンが流れるので、あわてて席を立たないように!


(K集)
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