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痛い、痛い、痛みが全身を駆け巡る。
観ながら、思わず体がのけぞった。

セリフなし、字幕なし。

でも、ずーっと張り詰めた緊張感とこの痛みを出せるのは、やっぱりキム・ギドクだけ。

最近、『レッドファミリー』や『俳優は俳優だ』など、
プロデューサーとしての彼の作品も観たけれど、本家本元は、やっぱり違う。
彼だけしか作れない映画が、ここにある。

物語は、夫の浮気に怒った妻が、夫の性器を刃物で切ろうとする。
でも、抵抗されて失敗。
ならばと、息子の性器を刃物で切る。
そこから、息子と父の苦悩が、始まる。

表情だけで演技できている俳優さんたちが、凄いです。
特に、妻と愛人、一人二役演じた女優さんが、
全く同じ人だとは、思えませんでした。

過激すぎる内容から、本国韓国でも、上映禁止の危機に瀕し、
やっとのことで韓国当局から許可をもらっても、
過激な部分は制限する、という上映になりました。
しかも彼自身、有名映画祭で監督賞も獲っているのに、
韓国では異端児扱いされ、客が入りません。

彼の作品は、ただのエロ映画、暴力映画とは、一味違います。
彼のインタビューを読んで頂ければわかるのですが、
作品の裏に、深い哲学が込められています。

みんなにおススメできる作品ではないのですが、
彼の作品を、日本で観ることができて、私は幸せです。

(空飛ぶ猫)

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