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大学時代、自主映画を作っていたが、
主演女優の突然の死で完成せず、
卒業後、死んだ女性とそっくりの人が現れて、
監督が旧スタッフの協力を得てラストカットを撮る…


こんな筋を聞いて、引けていたのは、
映画の中で映画を作る話は
たいがい内輪だけで喜んでいるものが多いからでした。

この作品も途中までは、
またかよ、って感じだったのですが、
後半の展開で、ああ、こういうことがいいたかったのねと、
見終わったあとの感触は悪くありません。


監督が書いた脚本の最後に納得しなかった女優。

相手役の男優が
《いまここにある小さな幸せを大事にしたい》
というような台詞を言って、
それを聞いた恋人は
《うなづく》というラストシーンです。

私も、この設定には《あほか》と思いましたので
女優が、自分の言葉を喋って
ラストシーンを変えてしまうところに
心の中で喝采しました。

結局、そのため、監督の撮りたいラストが撮れなかったのです。
そして、もう一度、取り撮り直したとき…

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ちまちましたささやかな幸せに安住しようと思う男性に
幸せになってほしくないと、言い放つ女性。
そう、幸せになるのは、
もっともっと不幸を体験してからでいいのです。

幸せを求めることを否定しているわけではなく、
世界はもっと広いのに、
そして、もっと厳しい現実があるのに
そこを見ないでどうする、
と、小市民的幸福を願う若者に、
もうそんなに若くない監督は、
ひとこと言いたかったのでしょう。

まどろっこしいようでも、
こんなふうな回路を通らないと
自分なりに先に進めない人もいる。

他人より一周遅れでもいいんだよ。

(なまけネコ)

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