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今年11月の開催で第19回目を迎える「神戸100年映画祭」。
2012年からは「未来の映画プロジェクト」と題し、
若手映画製作者の育成にも力を入れたプログラムを展開しています。
本年度の同プロジェクトでは初めて監督を公募し、
『野坊の恋』という企画で松本佳乃さんが見事選ばれました。

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松本佳乃さん

2007年頃から映像制作を始めたという松本佳乃さん、
平日はお仕事をしながら週末に映画を作るというスタイルで意欲的に作品を生み出しています。
そして今年のカンヌ国際映画祭に短編『お喰い初め』を出品。
松本さんが見た、感じた、考えたカンヌ映画祭について、
いくつかの短編作品の上映を交えながらお話していただきました。

もう一人のゲストは岡村幸朗さん。
舞台や映像作品で活躍する俳優さんで、松本さんの作品にもご出演されています。
学生時代に演劇コースでアメリカ留学の経験があり、
今回のカンヌへは松本さんの通訳として同行したそうです。

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岡村幸朗さん

まずは松本さんが現地で撮影したたくさんの写真でカンヌ映画祭の雰囲気を伝えます。
ポイント制のチケット購入、頑張っても全然チケットが取れないこと、
昼間の閑散としたレッドカーペットの様子や入口での入念なボディチェック、
さらには周囲の町並みやお店の様子まで。

おふたりが口を揃えて言うのは、「カンヌは“上映の場”というより“出会いの場”」。
世界の一流と呼ばれる製作陣によるレクチャーやワークショップが多数開催され、
夕方からはハッピーアワー、午前中にはブレックファーストミーティングと
そういう人たちとの出会いの場もたくさん用意されているそうです。
「私の作品を観てください」とDVDを渡しても、他からも山ほど渡されるため観てもらえない。
ひと目でわかるビジュアルイメージやコンセプトの資料を用意することが肝要だそうです。
また、出品作品をすべて観ることができるライブラリーコーナーでは、
監督たちが自身の作品を紹介するポストカードや宣伝を挟み込んだポケットティッシュなどを
持参してせっせと営業活動をしているのだそうです。

また、現地で映画を観て、字幕の英語が速すぎてなかなか読めなかったと松本さん。
その経験から、細かいセリフに頼らない映画作りが大事だと勉強になったと話します。
ご自身も出品された短編部門でいうと、

①その国の事情が現れている
②切実さがある
③見たことがないような、新しい印象


が入選のポイントではないかと分析されていました。
今年のカンヌでは短編部門で、メディアクリエイターの佐藤雅彦さん率いる
東京芸術大学のチームが制作した『八芳園』が入選を果たしました。
起承転結もなにもない作品だと松本さんは話します。
でも、前述の入選のポイントをちゃんと狙って作られている。
そうは言っても審査員が毎年変わるので実のところよくわかりませんが、と笑います。

お話の合間に、2013年に入選した佐々木想監督の『隕石とインポテンツ』、
松本さんの『お喰い初め』などを上映しました。

岡村さんからは、日本映画の海外展開(=いかに海外で映画を売るか)についてや、
マーケットの紹介、売買される権利の種類、規格などについてお話いただきました。
「“日本映画好き”というのはいない。“アジア映画好き”に観てもらう工夫を」
というお話からは、まだまだ世界では「日本映画」の存在感が薄いのだと感じました。

本年度の神戸100年映画祭で上映される松本さんの『野坊の恋』は
親に捨てられたお嬢様と彼女を助けたクールな僧侶見習いのラブストーリー。
松本さん初挑戦のコメディタッチの作品だそうです。
9月下旬に神戸市内で撮影され、
11/14(金)・15(土)に神戸アートビレッジセンターで上映されます。
このプロジェクトでは、製作資金を市民によるカンパで支援するというユニークなスタイル。
「実は、あと5万円ほど足りないんです!」と松本さん。
神戸発の映画を、そして若手映画作家をぜひみんなで応援しましょう!
カンパをいただいた方には、1口につき本プロジェクトの上映招待券を2枚進呈、
さらに作品完成時にDVDが贈られるそうです。
カンパは1口5000円、何口でも構いません。
ぜひ応援したい!という方は下記口座まで。
【郵便振替口座】未来の神戸映画プロジェクト00930-4-233896
※通信欄に「資金カンパ( )口」とご記入ください。


本年度の神戸100年映画祭のテーマは「あの女優に会いたい」。
元町映画館も下記上映作品で映画祭に初参加です。
『エレニの帰郷』11/8(土)〜11/14(金)
『フランシス・ハ』11/8(土)〜11/28(金)
映画祭の半券提示でこの2作品の入場料が割引(一般1700円→1300円)になります!

映画のまち、神戸の映画祭をぜひみなさんで盛り上げていきましょう!
◎神戸100年映画祭→

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左:映画祭事務局の小林義正さん

(mirai)

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