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8/10(日) の『南営洞1985』と『南部軍』の上映後、
両映画を配給している西ヶ原字幕社の代表で映像翻訳者の林原圭吾さんのトークがありました。

『南営洞1985』ラスト10分に秘められた20年に迫るというテーマで、
林原さんは90年代の韓国留学体験もふまえて、
軍事独裁から民主化に至る80年代から現在までの韓国の政治の変遷をお話しされました。

韓国は1987年6月の「民主化抗争」後の「民主化宣言」で、いちおう民主化されましたが、
1997年~2007年の金大中・廬武鉉大統領の革新政権時代まで紆余曲折があったそうで、
『南営洞1985』ラスト10分に描かれた20年後の2005年のシーンの
歴史的意味が解説されました(ネタバレになりますから、詳しくは書きません)。

チョン・ジヨン監督は、同時上映の『南部軍~愛と幻想のパルチザン』でも、
いまでも南北対立の激しい中、大韓民国に反対したパルチザンの悲劇を描いていますが、
『ホワイト・バッジ』では、ベトナム戦争に参戦した韓国兵をテーマにするなど、
日本の私たちがほとんど知らないどころか、
韓国内でも歴史的にタブーとされているテーマに挑戦しています。

林原さんによれば、チョン・ジヨン監督らの社会派映画が韓国で大ヒットしている背景には、
二大政党の政権交代が定着する民主化により、
革新勢力から映画作品への支援をする文化が定着していることがあり、
最近ではクラウドファンディングで資金集めも広がっているそうです。

林原さんも『南営洞1985』を配給するきっかけは、
ある在日韓国人からの出資を受けたからだそうです。
その方が出資にあてた元手は『南営洞1985』の主人公と同じく、
北朝鮮のスパイ容疑で逮捕・監禁・拷問され、
民主化後はそうした人権侵害を償っている政府からの賠償金だとのことです。

政治と文化のオルタナティブという点では韓国より日本は立ち遅れていることも、
林原さんは率直に問題提起されました。

両映画とも元町映画館で8/15(金)まで上映中です。
ぜひご鑑賞ください。

(Okaby)

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