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5/11に開催した、『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして』上映と
今井紀明さんのトークにご参加いただいた方から、
感想を寄せていただきましたのでご紹介させていただきます。



Dekiparkと申します。
昨日の神戸元町映画館にての、『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして』
今井紀明さんトークの感想について少しばかし。

事件当時、派遣の現場で働いていたが、
テレビ報道を観ていた周りの人間の大方の感想は批判一色。
60代の爺さん連中の批判がかしがましく良く記憶している。

映画本編中で当時のテレビ報道関係者が、
「人質に批判相次ぐ」の記事が出て以降、バッシングが酷くなった旨の発言があった。
しかし実際には「批判」を大幅に上回る「激励」の声があったことが明かされた。
少なくとも当時のテレビ報道では今井さん達の渡航動機もあまりよく知らされず
「バッシング」ありきの報道姿勢が目立っていたように思う。
誤報も多かったのかもしれないが、人質たちを「バッシング」させることにより
当時の米国追従の方針結束を図るかのような意図的な歪曲があったのでは
との疑念が個人的には強く残った。
少なくとも「批判、激励とも相次ぐ」という見出しにしていたなら、
やはりその後の「バッシング騒動」の様相も
少しは違うものになっていた感は否めなかった。

falluja_1.jpg

本作品は、先天異常を持つ子どもの出生率が増加している事実を
提示したニュース性も高く評価され、
第一回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞された(→)作品で
その関心もあって映画館に足を運んだ。
その先天性異常児の映像はベトナム奇形児に勝るとも劣らないインパクトがあった。
(地区にもよるのだろうが)
ファルージャ周辺(だと思うのだが)での奇形児発生率は100人中14人(14.4%)。
劣化ウラン弾による濃縮ウランが原因と思われるとのこと。
爆発後一片の破片も残らないという米国の特殊爆弾で殺傷された遺体の映像を見た限りでも、
正直、はたして濃縮ウランだけが原因かとの疑惑が沸いた。
国連への調査要請がなされているとのことだったが、
一刻も早い詳細な免疫データの蓄積と原因究明、
および医学的エビデンスの公表が強く望まれることろだろう。
この点は所謂フクシマの「鼻血騒動」にもいえることだと思う。

「検証 官邸のイラク戦争」の著者、柳澤協二氏の
「思想がないままに米国に追随した」との反省の弁に、
現下の原発問題にも通底する病巣を感じた。
本編中の「日本は戦争を忘れたのではなく、忘れようとしている」とのイラク人の言葉も、
変わるに変わらない我々日本人の宿痾をよく言い表していたと思う。

世間からの多数の匿名の激しいバッシングを受けた今井紀明氏。
一時は批判も激励も受け付けられないほどのトラウマを抱えたと告白されていたが、
そのトラウマを乗り越え、通信制高校生の学習支援や社会参加を促進する
NPO法人を立ち上げ現在に至るという。
しかし批判も激励も受け付けられないほどの心の痛手から立ち直れたのは、
よき肉親、そして良き友人あればこそ。
今井氏の幸運に安堵した。
が、誰しもが今井氏のように良き肉親、良き友人に恵まれる訳でもない現実を想う時、
改めて世の不条理に深い溜息が出る思いで会場を出た。



Dekiparkさま、どうもありがとうございました。

(okaby)

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