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弟のフランクと兄のジェリー・リーは幼い頃に母親を亡くしてからというもの
二人だけで生きていこうとしていた。
母親が亡くなった直後ジェリー・リーは列車にひかれ片足を失ってしまい、
以後ずっとフランクが彼の面倒を見てきた。

14歳から働き始めた弟は、何をやっても上手くいかない兄を見放す事ができない。
兄は弟のそんな重荷にはなるまいと思いながらも弟に頼らざる得なかった。
そんなある日ジェリー・リーは誤まって子供を交通事故で死なせてしまう…。

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弟フランク(エミール・ハーシュ)

証拠隠滅しようと車に火をつけ、自責の念にかられて自殺を図るも出来ない。
死ぬのはやはり怖い、でも捕まりたくもない。
すがるように兄は弟を頼ろうとします。

暗い暗い人生を歩んできた二人。
貧しさからくる不幸の連鎖。
さらに自業自得からくる無限地獄。
どうしようもない現実。

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兄ジェリー・リー(スティーブン・ドーフ)

何をやっても上手くいかない兄のためフランクは昔から、
ジェリー・リーの空想の冒険譚を作るという事をしてきました。

映画で描かれているのはどうして人は物語を作るのかという事です。
後ろ向きなことばで言ってしまえば、それは現実逃避の為だったりもします。

ジェリー・リーの人生は何もいいことがなく、幸福とは程遠いものです。
でもフランクが語る冒険譚の中の彼はどれもこれもヒーローなんです。

一時でもそういった物語の世界に入る事で、
辛い現実にまた向き合う勇気や力を手に入れられるんですよね。

この映画はそもそも物語って何なんだろう?
そういった事を考えさせてくれる作品です。

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ローマ国際映画祭では観客賞、脚本賞をはじめ4冠受賞という快挙。
劇中の冒険譚はアイデア豊かなアニメーションで描かれています。
心温まる兄弟の物語『ランナウェイ・ブルース』は当館で4/18(金)まで上映中です。
スケジュールはこちらから→

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