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中国語の通訳として、またライターとして活躍される糸井敏浩さん。
「恋愛と漂泊」と題し、『パリ、ただよう花』のトークをしていただきました。

本作を10回以上は観たという糸井さん。
原作となったリウ・ジエの自伝的小説「裸」も1/3ほど読まれたそうです。
(小説はインターネット上で発表されたもので、
書籍にすると広辞苑ほどの厚みになるボリュームだとか…!)

原作にはフランスの哲学者ロラン・バルトの著書
「恋愛のディスクール・断章」の一説「涙の賛美」が引用されていると話します。
主人公・花(ホア)が最後に選ぶ男性、
彼を選択する決定的な要因となったのは彼が流した涙なのではないだろうか。
そう解く糸井さんは、会場の女性に「男性の涙はどう思いますか?」と問いかけます。
ご自身としては、20代の頃は自分を投げ出して涙も流すような恋愛もしていたが
ここ10年ほどはそういう経験がない、
それは激しい恋愛を経て消耗してしまったからで、
タハール・ラヒム演じるマチューもそうなのではないかと話します。

映画のシーンの隠喩に対するご自身の解釈を話しつつ、
会場のお客さんに意見を聞いていく糸井さん。
男性陣はどうもホアを「ひどい女だ」と感じているようですが、
女性陣は「友だちになりたい」と好意的。
男女の恋愛観の違いが会場で浮き彫りになっていくようなトークで非常に面白かったです。

糸井さんが個人的にも非常にシンパシーを感じたというマチュー。
トークタイトルから「漂泊」しているのはもちろんホアだと思い込んでいたのですが、
今回の糸井さんのお話でマチューもまた、漂泊している者なんだとわかりました。
新たな視点を与えられたようで、もう一度映画を観直したくなりました。

糸井さん、どうもありがとうございました!

(mirai)

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