上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今回のシネクラブ、まずはお題の『ジンジャーの朝』から。
皆さん高評価でした。

とにかく、主役二人がかわいい。
エル・ファニングばかりフィーチャーされてましたが、
実はもう一人のローザ役、アリス・イングラートがかなり素敵。
この女優さん、サリー・ポッター監督と仲良し?の
ジェーン・カンピオン監督(『ピアノ・レッスン』)の娘さん!
今後が楽しみです。
配役の妙で言えば、アメリカから来た活動家に
アネット・ベニングを起用しているのも◎。
存在感がありました。

作品は、大人になる一歩手前の少女を描いた思春期映画としてよくできてる。
この年頃、性衝動の訪れる時期が一人一人違って、
そのずれによって女の子の大親友の間にも軋轢が生まれる。
魚喃キリコ原作の『blue』なんかもまさにそうだったねー、
などという話が出ました。

そして、1960年代という時代背景。
この映画はさすが監督の自伝的な作品というだけあって、
主人公の両親やその友人たちなど、
ロンドンのインテリ左翼の雰囲気がよく出てていた。
主人公がだんだん社会運動にのめり込んでいく、
そこに両親や親友に対する葛藤も加わって、
もう世界は終わる(いっそ終わらせたい)というような気持ちに達する過程が
うまく描かれていた。

お父さんのキャラクターも良い。
そういえば、この映画の邦題サブタイトルは
「さよなら、わたしが愛した世界」。
ラストシーンでは、父を客観視できるようになった彼女が映し出され、
子供時代への訣別が描かれます。
でも、それは新たな世界への旅立ちである
(家族という身近な問題から、自分を取り巻く社会への対峙)
という、前向きなエンディングだったと思います。


さて、ほかのお題は『ブッダ・マウンテン』『眠れる美女』
でしたが、『ブッダ~』『眠れる美女』はまだ観ていない方もおられたので、
次回に持ち越しとなりました。

その他、映画祭シーズンが終わったので、
大阪ヨーロッパ映画祭や東京フィルメックスなど、
行かれた方の感想をうかがったり、
他館上映ですが何かと話題?の『そして父になる』について話しました。

そして、上映中の『もういいかい』について。
観られた方は大島に行かれたことがあるそうで、
患者さんたちの壮絶な体験を伝える
本当に貴重な映画、という意見が出ました。

権力の決めた情報を鵜呑みにしてはいけない、
というのは今の世の中にも十分通じることだし、
この問題が起きてしまった背景には、
誰が悪いということでなく、
一度システムが動いてしまったらなかなか止められない、
という問題がある。
これは『ハンナ・アーレント』で言われていた「悪の凡庸さ」に通じるもの。
そう考えると本当に過去の出来事にしてはいけないと思います。


次回のシネクラブは下記の通りです。
多くのご参加お待ちしています!

元町シネクラブ Vol.3
◎日時:1/19(日) 13:30~15:00
◎参加費:200円(会場費、お茶代)
◎お題映画:『ブッダ・マウンテン』
『眠れる美女』(元町映画館で12/20まで上映)
『わたしはロランス』(元町映画館で12/25まで上映)
『陸軍登戸研究所』(元町映画館で1/11~1/17上映)

(S/N)

Secret

TrackBackURL
→http://motoei.blog.fc2.com/tb.php/460-74938405
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。