上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
長野県のとある村、そこで不登校になってしまった小学3年生の愛ちゃん。
その愛ちゃんの小学3年生から大学生になるまでの14年間を綴った三浦淳子監督のドキュメンタリー『さなぎ』の上映が始まりました。
初日の11/16(土)、三浦監督と愛ちゃんの叔母にあたる木下和子さんにお越し頂き、上映終了後アフタートークを開催させて頂きました。
DSCN2258.jpg
ーアフタートークー
本作品を撮影しようと思ったきっかけについて、友人であった木下さんから姪の愛ちゃんの話を聞き、誰しもそのような経験はあるのだろうけど、実際に「行かない」とした愛ちゃんに「会いたくなった」ことが始まりだったそうです。

撮影をするにあたって、映画監督として愛ちゃんの家庭に入るのではなく、叔母である和子さんのお友達として、お家に遊びに行く感覚で撮影に臨み、実際「淳ちゃん」「愛ちゃん」と呼び合う仲だったようです。

小学校卒業後までを記録し終えた時、それらは愛ちゃんの1つの成長期を綴ったものとしては成立していたが、その事が不登校だった愛ちゃんの問題の解決になったとは思えず、「この映画はまだ終わっていない」そう感じ、以降も撮影を続ける事となったそうです。

そして愛ちゃんが大学生になった時、その姿や言葉の中にそれまで被っていた殻を脱ぎ捨てた有り様を感じ、それと同時に14年に渡るこの物語が完成したと思われたそうです。

「さなぎ」というタイトルについては、さなぎというものが、外から見ているとじっとしていて何の変化もない。しかし、その殻の中ではそれまで口や足であった器官がドロドロのゲル状に溶け、蝶になる為にもう一度形作られるという大切な変化を遂げている。そんな様が学校に行けなくて固まっていた愛ちゃんに似ていたからだそうです。

また不登校に対するお考えについて、映画冒頭に登場する愛ちゃんの絵を紹介しています。
「あの不思議な絵には、その頃の本人の不安な気持ちが込められている様に感じた。それをあれこれを分析をする事は出来るのかもしれないけれど、人の気持ちの有り様は未分化で、子供の心は分からない。それをそのまま受け止める。それが不登校の子供と向き合う上で必要な事なのだと思う。」と仰っていました。

そして現在の愛ちゃんについて、本人は現在大学も卒業し、仕事に就いているが、社会人としてまた新たなつらさも経験し、「お金稼ぐのって大変」「働くってどうゆうこと?」と聞く事もあるそうです。それでも一生懸命日々を過ごしており、どんな風に成長していくのか監督、和子さん皆が楽しみに見つめておられるそうです。

アフタートーク終了後も当館2階で来場して下さったお客様と三浦監督、木下さんとの交流会を開催し、実際に不登校のお子さんを持つ親御さん達と映画を通して様々な感想、意見を交わせる場となりました。

映画『さなぎ』は11/22(金)まで一週間限定の上映となりますので、ぜひ皆様足をお運び下さいませ。
上映スケジュールはこちら→
さなぎ

三浦淳子監督、木下和子さん、来場して下さった皆様、ありがとうございました。

(yamada)


Secret

TrackBackURL
→http://motoei.blog.fc2.com/tb.php/435-35ed11eb
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。