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11月9日から当館で公開された映画『もったいない!』

私たちの日々食べる食品の半分は
実はまだ食べられるにも関わらず捨てられている

生産の現場で、流通の過程で、小売販売のシステムによってそして家庭でも
日本をはじめ世界各国で、食料が辿るあらゆる段階に関わる人々や専門家の話を聞きながら
その驚愕の現実と原因を追ったドキュメンタリーです。

この公開にあわせてフードバンク関西理事長の浅葉めぐみさんに
日本の食料廃棄物の現状、そして食品ロス削減についてお話を伺いました。

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フードバンク関西の主な活動は
「商品としては扱えないが、食べ物として全く問題のない余剰食品」を無償で引き取り
支援を必要とする人たちを支える非営利福祉団体に、ボランティアの手で運び、無償で分配することです。

フードバンク関西が現在2店舗のスーパーに毎日とりに行く食品の量は平均して200~300kg
たった2店舗でそれだけの量のまだ食べられるパンや野菜や果物を引き取っている。

日本における食品資源の現状は一年の総生産12000万トンの
3分の2が私たちの食用、残りの3分の1が家畜の飼料用になっており
その3分の2の食料約8500万トンの内、人が食べているのは実はたったの65%しかない。

捨てられている残りの35%とは
①製造副産物
②事業系廃棄物
③家庭系廃棄物
の三つに振り分けられます。

問題になっているのはこの捨てられている約3000万トンの4分の1
その量800万トンがまだ食べられるのにもかかわらず廃棄されていること。
これは日本が一年間に生産するお米の量850万トンとほぼ匹敵する量です。

廃棄される食品(食品ロス)はなぜこんなにも大量に発生するのか?

①製造副産物、これは家畜の飼料としてリサイクルされているのでそれほど問題では無い
問題なのは②と③

②事業用廃棄物、食品関連企業からでる食品ロス

主にあげられるのはスーパーに並ぶお惣菜やお弁当などが100万トン
これらには賞味期限をつけられています。賞味期限は企業が設定した美味しく食べられる期間であって
決してそれを過ぎればお腹をこわすということはないのですが、新しいものを好む日本人の消費者に対して
企業は先読みして製造から早い期日をつけています。

また食品流通業界には「3分の1ルール」なる慣習が出来上がっており
製造業者は小売業に商品の賞味期限から3分の1以内に売り渡さなくてはいけない
そして小売業はその次の3分の1までの間に売り切らなければいけないという暗黙のルールがあります。
つまり安全に食べられる期間がまだあるにもかかわらず、多くの食品は廃棄されていってるのです。

企業は賞味期限を義務づけている代わりに製造年月日をかかなくてもいいことになっています。
消費者はこの食品が安全に食べられるかどうかの判断が自らできない曖昧な立場に置かれてるのが今の状況です。

③の家庭系廃棄物
皮のむき過ぎ等の過剰除去、食べ残し、そして一番多いのが冷蔵庫にいれたままの期限切れ
神経質になりすぎてる分、賞味期限以内でも食べ物を廃棄してしまう現状は家庭にもあるのです。

こういった食品ロスを削減するにはどうしたらいいのか。
さまざまな動きがあると浅葉さんは言います。

食品業界の「3分の1ルール」の見直し、外食企業のドギーバッグの導入、地域での食べきり運動
そしてフードバンクの活動が食品ロス削減に力を入れています。

なによりも消費者自身が食に対する意識改革をする必要があります。
食べ物は命の糧であり、食べ物は命そのものなのです。その命を頂いて生きているということ。
しかし今の世代はその過程がみえなくなっていると、浅葉さんは危惧されておりました。

食に対する当たり前だけど忘れてはいけないことを改めて感じたトークショーでした。

フードバンク関西はボランティアを随時募集しています。
ご興味のある方は是非。
フードバンク関西について詳しくはこちらから→

映画『もったいない!』は11/22日までの上映ですのでお見逃し無く。
上映スケジュールについてはこちら→


浅葉めぐみさん、トークショーに参加された皆さま。ありがとうございました。


(栞)
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