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現在公開中の『ポルトガルここに誕生す~ギマランイス歴史地区~』
アキ・カウリマスキ、ビクトル・エリセ、ペトロ・コスタ、マノエル・ド・オリヴェイラ
と名だたる4人の監督たちがポルトガル発祥の地でもあるギマランイス地区を舞台に描いたオムニバス映画です。

この公開を記念して10/19日の土曜日。当館2階にて
『神戸で出会うポルトガル』と題して
映画だけでなくライブ、トーク、お料理と
もっと色々な形でポルトガルを楽しんでもらうイベントを開催しました。


イベントのお供にポルトガル料理を詰め込んだランチボックス

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干し鱈のコロッケ、きのことチーズのオムレツ、ひよこ豆の煮物フェジョアータ、
ピリピリチキン、そしてデザートにりんごとくるみのケーキを添えて。

ポルトガル料理専門家、ボアポッカの丹田いづみさんが
このイベントのために作ってくださいました。とっても美味しい。


まずは寺京都大学博士の寺尾智史先生による映画の中の
4篇の映画についての解説を絡めたポルトガルのお話。

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孤独な男の1日をセリフもなく淡々と描き出したアキ・カウリマスキ監督の『バーテンダー』
冒頭のシーンでバーテンダーは日本の湯のみのような器で赤ワインを飲んでいます。

雨の多い地域でもあるギマランイス地区。
どちらかといえば自然発酵アルコール度数も低めの微発泡の白ワインが主流です。
「緑のワイン」という意味でヴィーニョヴェルデと呼ばれています。
そのヴィーニョヴェルデの赤ワインが劇中で飲まれていたものらしいです。

そんなポルトガルワインもボア・ポッカさんからの提供で皆さん美味しく頂いていました。


映画を見に来られたお客様の中で4篇の中で1番印象に残ったお話は
ビクトル・エリセ監督の『割れたガラス』
ギマランイス地区のヴィゼイラという地にあった製糸工場のお話。

ヴィゼイラという町は2003年まで50年のも間、大統領に直訴して
ギマランイスからの独立運動をしていた町でした。
ポルトガルはそんなに経済力もなく小さな国ですが
自分たちの土地への愛着と言うものはどの国にも負けていないものがありました。
製糸工場じゃなくなたた今現在、職を失ったとしても
自分たちで生きていく方法をポルトガルの人たちは持っています。
ガソリンを使うトラクターではなく牛車をひいて畑を耕し
化学肥料ではなく鳥小屋に溜まった動物のふんで十分にまかないながら
トウモロコシを栽培して生活していっている。とのことでした。

映画の中の見所を詳しく解説して頂き、より物語に対する深みが増したトークショーでした。
寺尾先生、ありがとうございました。



一旦休憩を挟んだ後、ポルトガルギター奏者湯淺隆さんと、
マンドリン奏者吉田剛士さんによるギターデュオ、Marionetteさんによる生演奏。

portgal_event_2.jpg

映画の中で使われるポルトガル伝統音楽ファド。ポルトガルギターは普通のギターとは違い
12本もの弦を使う非常に豪華な音色を奏でる、ファドにはかかせない楽器の一つです。

Marrionetteさんはファドの楽曲だけではなく明るいアニメーションの主題歌、
昔の有名な映画サントラ、また歌謡曲のカバー、そしてオリジナルの曲を演奏されてます。

哀愁と切なさが漂う演奏に酔いしれて、時にユーモアに溢れたお話をされながらの贅沢なひと時。
普段のコンサートよりもお客様との距離が近いのでその音色を直に受け止められるような素敵なライブでした。
Marionetteさんありがとうございました。

ファドに魅せられた様々な日本人が自分たちになりに解釈し、
そして作品として創り上げた楽曲が沢山つめこまれた素敵な一品。
MarionetteさんのCD『ZIPANGU FADO/日本ファド大全』(2枚組,全31曲というボリューム!)
は上映中受付にて販売しております。
どうぞお手にとって聞いてみてくださいね。

美味しいお料理、映画をより楽しめるお話、そして素敵な音色に囲まれて
とっても楽しいイベントになりました。

portgal_event_3.jpg

ボア・ポッカ HP→
Marionette HP→
寺尾智史 twitter→


さて、そんな『ポルトガルここに誕生す』はいよいよ今週25日までの上映です。
お見逃しなく。ご来館お待ちしております。


(栞)
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