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9/14(土)の夜、鈴木創士さんと丹生谷貴志さんに『熱波』でのトークをして頂きました。

丹生谷さんは元町映画館オープンしてすぐに
『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』で
トークをして頂いて以来のご登壇ですから、丸3年ぶりです。
鈴木さんは中島らもさん友人として『らもトリップ』の時に来て頂きました。
お二人とも、その道では名を馳せる一筋縄ではいかない論者だけに、
どんなお話になるのかと想像するだけで、胸が高鳴ります。

いやーしかし、このトークの様子を文章にしろと言われましたが、
これをまとめるのは至難の業です。
まず、観客席から見る舞台上のお二人のフォルムというか、
佇まいのかっこ良さったらありません。
もう、オーラというより、妖気(?)のようなものが漂っていますね。

開口一番、丹生谷さんの畳み掛ける7分間のマシンガントーク。
このあたりは浅田彰さんを思い出しました。
あらたまったご挨拶もなく、止まらない怒濤の勢いです。
こ、これは鈴木さんは入り難そうだぞと心配になりましたが、
そこはそれ、難なくそれに応えます。

ミゲル・ゴメス監督は前作も特集上映などで、少ししか上映されず、
ちゃんと日本公開されていないだけに、お二人はご存知ではなかったとの事でしたが、
『熱波』をご覧になって、新しいポルトガルの新鋭にエールを送りました。
お二人とも「初々しくて、期待が出来る新人が出て来た」との見解であります。

監督はポルトガルの複雑な歴史をこれみよがしに出すのではなく
(個々の細かい仕掛けはたくさんあるのだが)むしろわざと出さないように、
普通にメロドラマとして見れるのが、とても良く出来た映画であると。
冒頭のシークエンスを見て「上手い人だな」と思ったという。
そして、役者の使い方がとっても上手い。青山真治なら泣くよね。と丹生谷さん。

ポルトガルという変な国家の話。アウロラ(夜明け)という名前の持つ意味。
冒頭の奇妙なシークエンスに対しての考察。なぜ白黒で撮影したのか。
ピラールのまなざし。リスボンの街の捉え方。
トマス・ピンチョン、ジョゼ・サラマゴ、コナン・ドイル…等の作家たち。
なぜアーティストは「文明の終り」「果つる場所」としてのリスボンに憧れ、目指すのか。
などなどたっぷりと50分お話し頂きました。

最後に、お客様からの質問で
「なぜ物語は12/28から始まるのか?」という問いが出ました。
お二人ともちょっと意味は解らないなーとの事でしたが、
終了後、ロビーで別のお客様がムルナウの誕生日が12/28らしいですよ。と言われ、
なるほどそれで映画の夜明け(アウロラ)はそこから始まったという事か。と。
さすが、こういったトークショーには
お客様もインテリさんが来られていて、話は尽きませんね。

うーむ。何にしろ頭をフル活動させられた、
聴いている方もとっても疲れた(エキサイトした)トークショーでした。
私なんか興奮状態が続きなかなか寝れませんでした。

最後に、丹生谷さんの弁。
こんな感じで、ぐだぐだですみません。
腹が立ったら密かに後ろから何か投げて下さい。

お二人ともありがとうございました!

(おもしろ)

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