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自らの信ずる音楽を、自らの手で伝えたい。
国境を越え、仲間たちと手を結び…

70年代末、商業主義と袂を分かった
先鋭的ロック・ミュージシャン達による
「ロック・イン・オポジション」。

当時の貴重な映像、インタビューとライブで綴る
ドキュメンタリー映画
『アバウト・ロック・イン・オポジション』が
元町映画館で日本先行上映中です。

6/2(日)上映後に、
クリス・カトラーさんとユミ・ハラ・コークウェルさんの
トーク&ライブ開催しました!

RIO_talk.jpg

ユミさんからの「RIOのイメージと違うのでは?」
という投げかけから始まったトークでは
お客さんとの質疑応答という形で進んで行きました。

現在のRIOは既にジャンル化され、
似たようなジャンルのバンドが
集まりやすくなっているそうですが、
当初は違ったそうです。
アメリカやイギリスの流行に乗った音楽ではなく、
それぞれの国の独自の音楽を
創作しているバンドを集め、RIOを開催したとの事。

世の中に流通していない良いものを提供したいという
同じ理由で生まれたRIOと
レコメンデッドレコードの関係性や、
社会的運動としてのRIOのあり方をわかりやすく、
時にジョークを交えながらお話していただきました。

RIOはあくまで音楽の為であって、
社会的な運動が目的ではないが、
バンドが企業の指示に反して行動するという意味では
結果的に社会的な運動ではあったかもしれない、
とクリスさん。

最初のRIOの活動は二年間で終わりましたが
「RIOを継続しなくてもやるべきことは既に始まっている」
というクリスさんの言葉には重みが有りました。

いわゆるプログレバンドの考察も面白かったです。

クリスさんによると
オポジションには二つの意味があるそうです。

一つは少ない数のレコード会社だけが
牛耳っていた音楽業界に対する経済的なオポジション。

もう一つは例えばアメリカ文化の
優先性に対する文化的なオポジション。

「ロック・イン・オポジション」という言葉の
日本語訳についてはユミさんは違和感があったようです。

過去の雑誌などではRIOが「反体制ロック運動」と
体制に対するムーブメントと訳されていた事が多く、
クリスさんたちは体制全体に対してではなく
音楽のメインストリームのシステムに対抗していたので、
対抗が一番正しい。
反抗でも、反体制でもないそうです。

映画では伝えきれなかった部分を補足していただき、
とても充実したトークでした。

トークのあとはいよいよライブです!

RIO_live.jpg

ユミさんとクリスさんの二人が
確認し合うように進めて行く様子が印象的でした。

ユミさんは英語でも日本語でも歌っていましたが、
音楽がまるで独自の言語のようです。

クリスさんのドラムは生物の鼓動のようでした。
映画でのヘンリー・カウの若い頃の映像では
ロング・ヘアで揺らぐようでしたが、
今のショート・ヘアのシャープな感じもかっこいいですね。
60歳を過ぎているとはとても思えません…

スクリーン前でのライブは
スクリーンから抜け出たようにも見え、
映画の後だけに不思議な感じでした。

今回も旧グッゲンハイム邸の森本アリさんに
機材提供とお手伝いをお願いしました。
アリさんいつもありがとうございます!

時間のない中、セッティングも急いでいただき
ユミさん、クリスさんありがとうございました!

上映後の遅い時間にも関わらず、
ご来場いただいたお客さまに感謝です。

今ではインターネットを通じて
世界に配信できる音楽流通も当たり前になりましたが、
良質の音楽を自らの手で流通する文化を、
30年以上前に実践していた先駆者達の言葉は
とても心に響きます。

映画は一週間上映なので明日6/7(金)までです。
お見逃しなく!

(和田)

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