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実は子役お涙映画観光名所付き、くらいに思って、
期待していませんでした。すみません。

お涙にならなかったのは
人物配置やストーリーの妙もさることながら、
子役さん自身に
お涙無しで物語を持たせるだけの力があったからでしょう。

ネタバレになるかも、ですが、
あの「上野公園歌謡大会」のシーンは秀逸と思います。
厳寒の時期にそぐわない情景が続いて、
なにかリアリティーに欠けるヘンな撮り方だと思っていると、
突然さびしい「ふたりだけの冬の」景色になっている。
どちらが幻想でどちらが現実なのか、
あの冬の公園で現実に起こったことはなにだったのか、
それまで比較的ベタで判りやすい展開を見せられてきたあとだけに、
観客はそれまでつづいた「心温まる」エピソードの数々を、
突然もう一度、より現実的な、厳しい、
あるいはシニカルな目で捉えなおすことを要求されます。

最後の「現代」を蛇足とする見方もあるかもしれません。
でもあのエピローグがなければ、
ふたりは戦後初めての冬に上野で死んだ、
という解釈も可能になるような撮り方だったように思います。

(堀)

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