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面倒くさい人

絶対そう言われそうな人だと思う、
ミランダ・ジュライ


こんなはずじゃなかった、
しかも残された時間は意外と少ない…
誰もが一度は思いそうな、
そんなことをやっぱり感じている二人の話

こうあったはずの自分、ここではないどこか
いつかきっとと思いながら、
どこにも行けないまま変わり映えのしない日々を
過してきたソフィーとジェイソン

そんな二人がある日、
怪我をした猫を拾ったことをきっかけに
それまでとは違う生き方をしようと試みる。
猶予は猫を預けた”シェルター”から
引き取るまでの30日間

まず手始めにインターネットをやめてみる
30日で30のダンスを作る
そして注意深く自然の音に耳を澄まし
心の声に耳を傾けてみる

でもそう簡単にうまく行くはずもなく
焦燥感は募るばかり
そんな中、ちょっとした物足りなさや
ささやかな期待が満たされないことから
相手の気持ちを勝手に想像して傷ついてみたり
思い違いに過大な意味付けをしてみたり
逃避モード&自己破滅のスイッチは入りっぱなし

そんなことが重なって
ついに二人は別の時空を生きるようになる
ソフィーは
都合のよい甘い言葉を囁く男との妄想生活
ジェイソンは
月と対話する時間の止まった夜の世界

唯一、ずっとソフィーが一緒だった
黄色のTシャツだけが
二つの世界を越境する

そしてそんなすれ違いの中で、
以前の退屈だと思った日常にあった、
今はもう取り戻せない大切なものに初めて気づく
みたいな展開に見えなくもないけれど、
そうとも言えなくて…

だいたい二人の関係が元に戻ることが
(私は戻ると思ってます!
ジェイソンの茶飲み友達の老人は
数十年後のジェイソンだと思ってるので)
そもそもハッピーエンドなのかどうか…

ところどころで挿入される猫の独白は
ソフィーの声でもあるのだろうが
これがまた私達のココロも語っているような。
その猫が最後につぶやく
”生きている間はほんの始まり”
そういうことだと思うのだ

その先の永遠、その先の完全、
それを思い出すために何回でも
不器用で未熟な人生をやってみる

そんな歌詞が 映画で流れる
Peggy Lee の歌う
Where or When にもあったじゃない? 

この映画の不思議なものたちと妙な感覚は
イッタイ コトバデ
ドウ アラワセバ
イイノダロウカ

私たちは何も失くしていないし
見放されていないし
何かを成し遂げなくてもいいし
どこかに行かなくてもいい

ただそれを思い出せばいい

そんな感覚

(ハイノキ)

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