上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
haino_1.jpg

haino_2.jpg

はじめに。

”灰野敬二”という人物をこのような場所で
言葉にして表すことは、不可能である。
それどころかもはや、言葉など何の意味も持たなくなる。


こんなブログを見るより、
とりあえず映画を見ろ、と言いたい。
というか、ライブに行け、と言いたい。

が、しかし、ここは作品を紹介する場所。
こんなもの読まずに映画を見ろ、というわけにはいかない。
なので、灰野敬二を少しだけ紹介。

灰野敬二は、日本のアンダーグラウンド・ミュージックシーンを
この40年間、牽引してきた。
サイケデリック、ロック、ノイズ、
ドローン、ソロパーカッション、
そして彼が生み出す枠にとらわれない表現手段は、
時に賞賛、そして愚弄され、人々を困惑させてきた。
ヴィーガン(菜食主義者)であり、
酒、タバコ、ドラッグを嗜まず、黒い服に身を包み、
一直線に揃えた前髪とサングラスという独特な外見は、
彼のストイックさを表している。


この『ドキュメント灰野敬二』では
そんな彼の曲作り、誰も理解できない独自の譜面、
独自の言葉、灰野敬二から生まれる幾つもの音。
じつは動物園の園長になりたかった、など
わたしたちがあまり目にすることができない
灰野敬二を映している。

そして、この映画のすごいところは
灰野敬二のインタビューのみで構成されているということ。
彼を知るほかのミュージシャンなどのコメントはなし。

そして、なによりもすごいのが
この映画が映し出す灰野敬二は、
すべて”ほんもの”の彼自身であるということ。

この映画を観る前はどうせ
「映画なんかで俺を理解した気になるなよ」というような
仮面を被った彼が映し出されているんだろうなと思っていた。
けれど、あとで分かった話によると彼は、

-------------------------------------
「これまで僕は、自分を見てもらうより
気付いてもらうというスタイルでやってきた。
でも60歳になって、自分のやっていることが
きちんと伝わっていないと思えることも多く、
そろそろ自分が何をやりたかったかを
伝えていくこともしないといけないと思った」
-------------------------------------

と、語っている。

この映画は、灰野敬二による
ド直球のメッセージなのである。

彼をまだ知らないひとにも、
ぜひ観ていただきたい。


この映画で彼を理解した気にはならないが、
灰野敬二という男をあらためて、
凄いと感じる映画であった。

(neco)

Secret

TrackBackURL
→http://motoei.blog.fc2.com/tb.php/223-a4fea457
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。