11/10(土)〜11/23(金)タルコフスキー 生誕80周年記念映画祭1932年旧ソ連に生まれ、わずか7本の長編映画を遺し、
54歳で亡命先のパリで亡くなったアンドレイ・タルコフスキー。
20世紀に人類が抱え込んだ様々な問題と対峙し、
苦悩と感動、そして何より抒情的な自然の美しさに満ちた
映像作品は今でも世界中の人々に多大な影響を与えています。
そんな映像詩人アンドレイ・タルコフスキーの
すべての長編作品と1本の短編を元町映画館で一挙上映します。
公式サイト→
★予告編
上映スケジュールはこちら↓(画像クリックで拡大されます)↓
|料金|一般1500円、2プロ券2400円
※2プロ券は上映中でもお買い求めいただけます。
作品紹介
ローラーとバイオリン1966年/35mm/46分
国立映画大学の卒業制作として作った第一回監督作品。
バイオリンの得意ないじめられっ子サーシャと
整地作業員の青年セルゲイの交流を描く。
僕の村は戦場だった1962年/デジタルリマスター版/94分
タルコフスキー長編第一回監督作。
第二次世界対戦下のソビエトで、
ドイツ軍に両親と妹を殺された少年イワンを通し
戦争の悲惨さと虚しさを浮かび上がらせる傑作。
アンドレイ・ルブリョフ1967年/35mm/182分
14~15世紀のロシア最高の伝説的イコン画家
アンドレイ・ルブリョフの生涯を描き、
同時に当時のロシア社会をあぶり出す意欲作。
惑星ソラリス1972年/デジタルリマスター版/165分
スタニスワフ・レムの原作を基に
世界SF映画史上に金字塔を打ち立てた作品。
極限状態の人間の心に焦点を当て、
哲学的命題を観客に投げかける。
鏡1975年/35mm/110分
過去と現在の交差から〈私〉の記憶が蘇る―。
映像から心象風景が形作られてゆく自伝的作品。
いつまでも余韻が残る不思議な魅力にあふれている。
ストーカー1979年/デジタルリマスター版/163分
雨・水・火などタルコフスキー作品に欠かせない
要素を駆使して、規制の厳しい当時の社会への暗喩と
そこに生きる人々の苦悩と未来への希望を描く。
タルコフスキーの名を世界映画史に刻印した作品。
ノスタルジア1983年/35mm/126分
“第三の祖国”すなわち魂のふるさとを追い求め、
分身のような「聖なる狂人」に出会い
世界を救うため儀式へと導かれるゴルチャコフ。
美しすぎるほどの映像世界で世界から絶賛を受けた。
サクリファイス1986年/35mm/149分
俳優を引退してスウェーデンの小島で暮らす
アレクサンデル。核戦争勃発の報せを聞いた彼は
平和と愛する人を守るためなら自らを犠牲に捧げると
神に誓う…。カンヌで史上初の四冠に輝き絶賛された。
ロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキーを
元町映画館で特集上映できるということで
すでに胸がいっぱいのスタッフ一同です。
難解だと敬遠されていた方もぜひ、
この機会にタルコフスキー作品と出会ってください。
(mirai)
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