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男は、ある一本の線を行き来する。
それは歴史がひいてしまった、
悲しく理不尽な境界線だ。

38度線。

朝鮮半島を南北に引き裂く
その忌わしい境界線こそが、男の仕事場である。
男は、運べるものなら何でも運ぶ。
人、モノ、家族の思い出、何でも運ぶ。
男は一言も喋らない。北の煙草を吸い、
どこか遠くを見て、悲しい目をするだけだ。
ある日、ある女を南へ運んだ。
長く艶やかな黒い髪と白い肌の、
しかし勝気な美しい女だった。
女は悲しんだ。
貧しい生活からは解放されたが、
南にいても心は満たされなかった。
その悲しみの先に、
男はある復讐と皮肉の密室を作り出した。


とまぁ、物語のあらすじは
ここまでにしておきましょう。

『プンサンケ』は韓国映画界の巨人キム・ギドク脚本で、
お弟子さんのチョン・ジェホンが監督をした作品です。
かなりザックリ言うと、
前半はラブ・ロマンス&アクションで、
超人的な主人公、物憂げなヒロイン、
卑劣な悪役などが登場し、キャラクターの引き立った
エンターテイメントとして外さない王道を行っています。
でもこの王道という言葉、
言い換えれば凡百ってことなのでは…
う~んちょっとおやすみ…。。。

と、思っているとナンダこのラストスパートは!!!
目に飛び込んでくるキム・ギドク・ワールドの
スパイスの効きっぷりったら、
本場のキムチもビックリの激辛ではないですか!!!

ビックリセヨ!!!チョンマルビックリセヨ!!!
ビックリカムサハムニダ~!!!

…失敬、思わずテンションが上がってしまいましたが、
そういうことなんです。
このラスト20分に込められた悲しみ、絶望感、
それを通り越した強烈な皮肉とユーモア。
ピリ辛ちゃいますよ、激辛ですよ。

小生恥ずかしながらこれまで、
最初の15分見ればその映画が面白いかどうか大体分かるわ、
分かっちゃうわ~とか思っていました。

ごめんなさい。映画ナメてました。

ちなみに、キャスティングされた俳優さんたちは
無償でこの作品に出演しているそうです。
いわゆるノーギャラです。
それだけでも制作に対する熱意、
お金じゃなく、言いたいことをいう作品なんだ、
という気概が感じられますね。

元町映画館では19日までの公開です。
ぜひぜひご覧ください!

(タ平)

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