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監禁ものというジャンル映画に
カテゴライズするならピタリとはまる映画だ。

35歳のミヒャエルは独身で、
10歳の少年ヴォルフガングを閉じ込めて
一緒に暮らしている。
すでに何ヶ月か経過したのであろうか、
少年はそれなりに今の環境を受け入れているようだ。

ミヒャエルは保険会社に勤め、近々昇進する予定。
旅行にも行ったりする。
母と姉の一家とはそれなりにつきあってもいる。
誰も怪しまない。

二度ばかり交通事故に遭うミヒャエル。
最初は骨折で、入院もさほど長くなかったが、
二度目の事故は…。

この映画はいっさいの心理描写を避け、
日常をたんたんと写すことに徹している。

ある種ドキュメンタリーを見ているような作り方である。

こうした少年少女監禁事件は
世界のいたるところで起こっている。
日本のあの事件を思い出しもする。

ミヒャエルのような人はすぐ隣りにいる。
彼が、少年のような自分より
弱いものしか相手に出来ないというのは、
大人になる過程で何らかの要因があったであろうが、
そういう説明はなされない。
大人の女性とのセックスがうまくいかなかったらしい
描写があるが、直接的ではない。

ちょっとネタバレになるけれど、
旅先のホテル、彼が部屋で座っていて、
誰かが呼び鈴を鳴らすが応答せずにいるシーン。
無表情なミヒャエルのみを写す。
観客は、きっと昨日の
アヴァンチュールがうまく行かなかったので、
彼女がもう一度誘いに来たけども
受け付けないのだろうと想像する。

ああ、こんな感じの映画見たよなと思う。
(この監督はハネケ監督の『白いリボン』のスタッフと聞く)
しかし、この作品は難解ではないし、見やすい。
退屈しないで一気に見てしまう。

ギリシャ映画『籠の中の乙女』と比較すると面白い。
私は、ねちっこくない『ミヒャエル』の方が好きだ。
お好みでどうぞ! 

韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』と同じ
「サニー」が主題曲として使われているのは偶然か?
製作年どちらも2011年である。

(なまけネコ)

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