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みなさんたびたび今晩は、
元町映画館スタッフの夕平です。

いつも元町映画館をご贔屓にしていただいている皆様に、
8日から当館で上映する『眠れぬ夜の仕事図鑑』を
お得にご観賞いただけるキャンペーンのご案内です!

今回元町映画館で上映される
『眠れぬ夜の仕事図鑑』はズバリ「夜」がテーマ。

ということで、「『夜本』割引キャンペーン」と題しまして、
チケットをお求めの際に
「夜」が題名につく本をご提示していただくとナナナント、
一般料金より200円引きさせていただきます!!!

読書家の方もそうでない方も中くらいの方も、
これを機にいろんな角度から
「夜」を再発見しようじゃありませんか。


~元映スタッフおススメ本紹介のコーナー~


☆スタッフゴマのおすすめ☆

「夜」橋本治
nemurenu_yoru.jpg
女の視点から男という存在の不確かさを描いた5編。
父、夫、恋人、私たちは何を根拠に
その人が今日も帰ってくると信じているのだろうか。
人と人との関係性が「不在」によって
浮かび上がってくる語り口が秀逸。


「夜をぶっとばせ」井上荒野
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夫との結婚を後悔し、出会い系にはまる主婦の
日常はどこへ堕ちてゆくのか。
リアルで恐いのにあっけらかんとした荒野ワールド。
夫側の後日譚の予想外な着地点にも居心地の悪さ炸裂。


「何もかも憂鬱な夜に」中村文則
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死刑囚を担当する刑務官の「僕」の内面を通して語られる
生きることの憂鬱、死と暴力への衝動、
救いのない世の中、死刑制度の矛盾。
暗いトーンながら心にひろがる波紋が消えがたい作品。


☆スタッフmiraiのおすすめ☆

「夢十夜」夏目漱石
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覚めてなお夢の手触りを感じられる珠玉の十篇。
美しいやら恐ろしいやら。
就寝前にベッドで一篇ずつ、というのもおすすめ。


「人体模型の夜」中島らも
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中島らものストーリーテラーぶりを
存分に味わえる短編オムニバス。
笑えるかと思いきやこわいコワイ怖い!


「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘
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どこか懐かしくて、愉快で、
読み終えたら胸の中にほんのり灯りが
ともった気分になる一冊。
作者自身による装幀も素敵。


☆スタッフTのおすすめ☆

「アメリカの夜」阿部和重
nemurenu_america.jpg
題名はトリュフォーの映画からとっていて、
フランス語で昼を夜に変える撮影技法の直訳。
映画学校に通う彼≒私≒著者という
「物語を語ることの自意識」に貫かれた青春小説。
男はかくも理屈っぽく
意味を関連づけてしか物語れずにはいられないのか。
映画と文学の融合小説でもある。


「すべて真夜中の恋人たち」川上未映子
nemurenu_subetemayonaka.jpg
「アメリカの夜」が徹底的に男の語り口なら、
これは女の方からの、実際にその妻でもあるひとの語り口。
こんなにも孤独なわたしにもやはり訪れる、
とりあえずは友人、恋人と言われる、
しかし本当はその関係を名付けられないひとたちとの物語。
世間の陳腐な言葉で自分を語ることへの違和感が
女性らしいやわらかくもきびしい語りで語られる。
「真夜中の光」がこの映画のと言ってしまいそうになる、
この「恋愛」小説の主要なイメージです。


「白夜」ドストエフスキー
nemurenu_byakuya.jpg
長編ばかりがドストエフスキーではない。
ロシアのすっかり暮れない夏の夜、
つまり白夜のイメージに彩られたこの短編こそ
ドストエフスキーの抗い難い妖しい魅力のすべてだ。
眠れぬ夜にはこの小説を読むべし。
映画化されたブレッソン『白夜』は
もうすぐ全国順次公開。


(タ平)

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