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予備知識なしでイメージすると、
このタイトルは魅力がなかった。

見始めて30分は、しょうもない会話にガマンさせられた。

この手の台詞のやりとり(いわゆる会話が成立しない)は、
小劇場の演劇にはよくあるが、
人物のボキャブラリーの貧しさにうんざりする。
実際そういう人が多いとしても、
劇中の人物の台詞はもう少し吟味して構築して欲しい。

ところが30分過ぎると、だんだん、
このけったいな人々の日常に引きこまれていく。

ミツコさん。
父の不倫が原因で母が自殺したと信じており、
父とその愛人が許せない。
同じように不倫中の姉エミさんと、
その相手にもむかついている。
いいおとななのに、世間知らず。
だからスナックでバイトしようとして、
ママさんに「気に入った人がいたら階上(うえ)でやってね。
あんたなら2万5千円」とか言われて泣き出してしまう。
でもその初心さがママに気に入られたんだろうね。
すぐ採用される。

姉のエミさん。
どこかで見たことがあるような小男ミウラに、
中学の同窓生と言われ信用してしまうような、
自分の言動に自信なさげな女性。
不倫相手は職場の上司で、
会社の人全員に知られているのに、
本人は気づかれていないと思ってるフシがある。
つまりは、騙されやすい。
上司の松原は、前に同じ職場の別の女性と
よろしくしていたという前科持ち。
つまりは下半身ルーズな人。
妻と別れて君と結婚するというが…。

この3人に絡んでくる
あやしい小男ミウラとその姉と称する巨乳女性。
このふたりによって姉妹の生活はかき乱されるが、
ふたりは触媒であって、
どのみち彼らの生活は平穏無事にはいきっこないのである。

みんな、板子一枚、
下は地獄の穴がぽっかりあいているような
あぶないところで暮らしている。
なにかあればすぐ壊れてしまう生活。

この作品が触媒となって、
自分の平安な生活が崩れる/壊れることが怖い人よ、
怖いもの見たさに寄っといで、っていう感覚の映画だったな。
もう壊れてるって人には笑える映画だよ。

(なまけねこ)

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