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土井健司さんの講演、いかがだったでしょうか?

小さな劇場ですので、
監督さんや俳優さんがおいでになるイベントではときどき、
満席お立見になってご不便をかけることもあるのですが、
大学の、それもキリスト教神学という
「とってもメジャー」ではない(といってもたぶん失礼ではない)
分野の先生の講演が満席になるということは、
あまり予想していませんでした。

さすが映画ファンのみなさん、
映画に限らず「面白い」ものには
本当にすごい嗅覚をお持ちです。

ご不便をおかけして
ほんとうに申し訳ありませんでした。

大きなテーマ、短い時間で、
よくあれだけ明快なお話にまとめてくださったと思います。

私が勝手に要約を付けるわけにもいきませんから、
ご用意いただいた「講演要旨」から
結論の部分を丸写しでご紹介しておきたいと思います。

『科学で説明できない出来事が存在する必要があるのか?
奇跡と思われた事象が説明できたところで何が悪いのか?
「葦の海」、あのとき絶体絶命のヘブライ人が救われたということは、
それだけで十分に奇跡ではないのか、なぜあと時あの場所で?

たとえば人と人との偶然の出逢いなども、
予期しないことという意味で「奇跡」と呼べるが、
今日そのような奇跡についてはわれわれは宗教と結びつけない。
宗教vs科学という思考法、対立して理解することで
奇跡というものを貧弱にしているのではないか?』

私も技術者のひとりとして、また信仰者として、
人生の出来事も職業上の経験も、より豊かに理解し
受け入れていけるようになれればなー、と思いました。



映画は、さすがにハネケのお弟子さんらしい緊密な構成、
どのひとつのシーンについて語ってもネタバレになってしまうので、
ご覧いただくしか無いようなのですが、
進行する全身マヒ(多発性硬化症。映画だと、
『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』1998)
の女性を演じるシルヴィー・テステューが見事です。
薄暗いろうそく行列の端っこに映っても物語をリードしているし、
集合写真の真ん中に立っても存在を目立たなくできる女優さんです。

彼女が物語の中心にいることを通じて、
彼女の周囲のだれをも、主役として、
疑問への解答のひとつを担う存在として、
観ることができる映画になっていると思われます。

(堀)

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