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淹れたてのコーヒーとともに映画館で映画を見て欲しい。

そんな願いから生まれました

CINEMA TO COFFEE(シネマとコーヒー)

○店舗紹介
2014年4月、栄町にオープンした自家焙煎コーヒーショップ ROUND POINT CAFE。コーヒーを通じてより多くの文化や世界に触れていただきたいという思いで、店内では定期的に企画展を開催しています。
今回は知的好奇心のあふれる映画の世界に触れながら、香り豊かなコーヒーをお楽しみください。


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(1階のようす)

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(2階のようす)

○コーヒー豆
(当日はエチオピア産のコーヒーとパプアニューギニア産のコーヒーをご用意いたします。)

映画の舞台であるマダガスカルと同じアフリカ東部のコーヒー生産国、エチオピア。コーヒー発祥の地と言われ、国民にとってコーヒーは身近な存在です。今回のエチオピア産のコーヒーは、高品質コーヒーの生産エリアで知られるイルガチェフェをご用意いたします。ベリーやカシスのような果実実あふれる香りを是非お楽しみください。
また、もう一種類マダガスカルと同様の島国パプアニューギニアから届いたコーヒーをご用意いたします。こちらのコーヒーはパプアニューギニアの中では古くからコーヒー栽培がはじめられた地域のひとつで、オセアニア地域に特徴的なしっかりとしたコクに合わせて、濃厚な甘みがお楽しみいただけます。

◎販売時間
10/10(土)18:00~21:00

◎販売場所
元町映画館1階受付横

◎値段
コーヒー¥300(ホット、アイス)
※Sサイズのみ、数量限定

当日は『ギターマダガスカル』の亀井岳監督による舞台挨拶もございます。
当館は飲食自由。淹れたてのコーヒーをかたてに元町映画館でしか味わえないコーヒーと映画の時間をお楽しみください。

(ひ)
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~シネマツーリングとは~

ミニシアターに1人で行くのはちょっと...」「元町映画館に興味あるけど...」といった学生の言葉を受けて誕生した”学生限定映画ツアー”です!
今回は
もっともっと学生に映画館に来て欲しい!
映画館で映画を見て欲しい!
元町映画館をもっと身近に感じて欲しい!
同世代の映画友達を映画館で作って欲しい!
少し理解できない映画でも解説を聞いて、映画の見方を広めて欲しい!
という映画館スタッフの想いを込めて...

実施概要
シネマツーリングvol.6
作品
『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
日時
10/10(土)12:50の回

イングランドの有名バンド、ベル&セバスチャンのスチュアート・マードックが監督・脚本。男女3人の揺れる青春劇。理想と現実の中で生まれる夢と恋愛模様。随所に聴こえる音楽がとにかく素敵!特に主演のエミリー・ブラウニングを初めとしたキャストによるダンスシーンはこの秋、最も見るべきミュージカル映画となっております。

この映画を映画好きの学生にみてもらいたい!そこで今回も映画チア部が立ち上がりました。学生限定シネマツーリングの実施が決定致しました。今回の解説場所はなんと栄町にある“ROUND POINT CAFE”で解説を実施します。

◎募集期間
9/19~10/9
”お名前、学校名、携帯番号”を添えて映画チア部Twitterアカウント(@eigakusen2015)へDM(ダイレクトメッセージ)して応募完了
※Twitterアカウントを持っていない人はこちらのブログにコメントお願い致します。

◎当日の流れ
12:20 JR元町駅西口集合
12:30 元町映画館着
    アイスブレイク(自己紹介など)
12:50 作品上映
15:00 上映終了
お店に移動
15:00過ぎ 解説
16:00  解説終了

※お昼の上映になりますので先にお食事をすませておくことをおすすめします!



◎持ち物
映画料金¥1000
学生証
カフェ利用料金(1ドリンク制)

◎解説場所
ROUND POINT CAFE
2014年4月、栄町にオープンした自家焙煎コーヒーショップ ROUND POINT CAFE。コーヒーを通じてより多くの文化や世界に触れていただきたいという思いで、店内では定期的に企画展を開催しています。
今回は知的好奇心のあふれる映画の世界に触れながら、香り豊かなコーヒーをお楽しみください。

住所
〒650-0023
神戸市中央区栄町通4-2-7
営業日 

 火曜日〜金曜日: 7:00 - 21:00
 *祝日の場合、10:00 - 21:00
 土曜日、日曜日:10:00 - 21:00
 月曜日    :定休日


Tel: 078-599-9474
Mail: round.point.cafe@gmail.com
公式サイト http://roundpointcafe.blogspot.jp


《STAFF REVIEW》10/3公開『ローリング』その②
『ローリング』
舞台は茨城県、水戸市。水戸のおしぼり工場で働く貫一(三浦貴大)は盗撮事件を起こした元高校教師の権藤(川瀬陽太)と再会する。東京から連れて来たキャバクラ嬢みはり(柳英里紗)に貫一が一目惚れしたことから、平和な水戸を舞台に善悪の判断が付きにくい騒動へと進んで行く。

「私はもともと教師なんて向いていなかったんです」この言葉が冒頭からこの映画の転落が始まる。そりゃ、盗撮したんだから、向いてないよと初めは私も思っていました。でもそうじゃなかったんです。この教師あって教え子あり。飲んだ勢いで取っておいた盗撮映像。酒を飲みながら成人を迎えた教え子が何とも言えない感想を言い合いながら映像に釘付けになる。

権藤に隠れて映像を見る生徒。「起きて、先生」とシャツをはだけて仰向けになっている場合でないと教えたくなる。
こんなにダメな醜態をさらしながら「教え子たちよ、ありがとう。私は一からやり直します」と言い切るのが何とも笑える。

貫一から紹介された仕事もすぐにやめ、近くの主婦を昼間から寝取る。はれて貫一の彼女になったみはりにも手を出す。でもなぜか、嫌いになれない。開き直って、弱みを全面に出しているから。犬と一緒だ。はい、降参ですよと言わんばかりに。

その権藤に翻弄される貫一とみはりのラブシーンもこの映画の重要なシーンだ。落ちぶれた権藤とは対象的にずっとイチャイチャしている。「俺、頑張るからさ」と言い放つ権藤とは正反対に頑張らなくてもそれなりに上手くいっている二人。その二人が画面にでる度、「権藤!若い二人はこんなにも幸せそうだぞ」と応援している自分がいる。でも次のシーンでは女を抱いている権藤。 やっぱり懲りていない。

でも私は権藤さんを劇中ずっと応援していた。何か通づるものがあるから。これ、役柄が先生じゃなければ全く世間の目は変わっていたのではないか。教え子が「だって、先生なんだよ。先生が盗撮だなんて」「先生は頑張ったよ。本当もう頑張った」

そう、権藤さん。不幸ばかりじゃないんですよ。
大金,手にして、つぶれるまで飲み明かして、好きな時に女性を抱いて
本当に先生だったの?と聞きたくなるところは多々ありましたが、それでも私はこの権藤という男に共感せずにはいられない。

茨城県、水戸発のこの映画。ご当地ムービーという言葉では片付けられない、落ちて行く、いや転げ落ちて行く男の話。
そういえば、『ローリング』というタイトル。おしぼりのあの丸みと何か関係があったのか。上映後に気になって仕方ない。

映画『ローリング』10/3(土)公開
公開初日には監督、キャストの舞台挨拶あり
添付動画は「いばキラTV公式動画」から、独占取材した映像。
(芋羊甘)


『ローリング』
意外にも収穫でした。
女子更衣室を盗撮して高校を首になったダメ教師・権藤(川瀬陽太)、
教え子でしっかりものの貫一(三浦貴大)、
ふたりの間を行き来するキャバクラ嬢みはり(柳英里紗)、
この3人のキャスティングがいいです。

貫一は、おしぼり配達の会社(工場)で働いています。
その労働現場がちゃんと描かれているのがいいです。
権藤と貫一は10年ぶりに再会。
権藤は、貫一にそこで働けるように頼みますが、
結局ちゃんと仕事ができない人です。
そのだらしなさを川瀬はうまく演じています(ちょっと
リリーフランキーや吉田鋼太郎タイプの顔です)。

権藤の彼女だったみはりを、貫一が横取りする、
権藤に言わせると《教え子に女を取られた》ですが、
けっしてみはりは受動態ではありません。
自分の意志で貫一と寝ます。
ベッドシーンもちゃんと撮っていて、これも最近の
日本映画ではめずらしく、役者がいいかげんでない演技を
しています。

盗撮映像をネットで流す話、
ソーラー電気で儲けるため荒れ地を売り込む話、
今の日本にあふれている金とあやしい情報のテーマも盛り込んでいます。
水戸市という地方都市の空気感も魅力です(ご当地が推薦してくれそうにない
ないようなのがいいんです)。

というわけで、私の好みでした。               

(なまけネコ)

ローリング』10/3(土)には舞台挨拶もあり!
詳細は当館HPをご覧下さい。
アルゼンチンの監督リサンドロ・アロンソの『約束の地』を
みなさまよりも、一足先に鑑賞しました。

撮影はアキ・カウリスマキ作品でお馴染みのティモ・サルミネン。

そして主演は現在当館で上映中の映画『涙するまで、生きる』でも
主演を務めるヴィゴ・モーテンセン。
彼はなんと、本作で製作、さらには音楽まで手掛けており、
触れ込みにある通りですが
「ヴィゴが全身全霊を捧げた作品」となっております。

カンヌで国際映画批評家連盟賞を受賞した
意欲作がついに元町映画館で9月26日より公開となります。





上記の予告編映像からもお分かりいただけるように
本作が特徴的なのは
四隅を丸くした変形スタンダードとパタゴニアの広大な地が織りなす
印象的なビジュアルイメージ。

私はこれを観た瞬間、
この作品は作者の独創的な感性から撮られたアートフィルムであり、
新しい価値観を好む映画ファンの飽くなき好奇心を満たしてくれる映画にちがいない!
と鑑賞する前から期待せずにはいられませんでした。

ですが、その期待は、ある種の「戸惑い」を含みつつ、
叶えられることとなります。

本作は前述の言葉では表せれないレベルでの
特異さを携えた「怪作」だったのでした。



そうした作品に出会った時、人は戸惑ってしまうのだと思います。
「すごいものを見た気がする」としか言えない複雑な心境。

その理由は本作の「寡黙」すぎる語り口にあると
映画鑑賞後、しばらく経った今だからこそ言えるかもしれません。


ストーリーを引用します。

1882年、パタゴニア。
デンマーク人エンジニアのディネセン大尉(ヴィゴ・モーテンセン)は、
アルゼンチン政府軍による先住民掃討作戦に参加していた。
ある日、彼の一人娘インゲボルグ(ヴィールビョーク・マリン・アガー)が、
海辺の野営地から忽然と姿を消す。
必死に捜索するディネセンだったが、
思わぬ障害や険しい地形に行く手を阻まれてしまう。
やがて、乗っていた馬を失って広大な荒野で孤立したディネセンは、
一匹の犬に導かれるように、摩訶不思議な世界にさまよい込んでゆく……。
(Movie Walkerより)


ストーリーの紹介文には
摩訶不思議な世界と書かれていますが、
精神的な世界と言い換えることができると思います。

現実と幻想の境目が判別つかなくなってくる映像は
主人公の深層心理を表現していると私は思いました。

こういった類の展開はアンドレイ・タルコフスキーの
『ストーカー』を彷彿とさせます。
(犬の使い方も似ていて、オマージュらしきシーンも見られます)

話はそれましたが
先ほどの戸惑いの理由を「寡黙」とした所以、
それはこの映画の大部分を構成する
「(ヴィゴ演じる)ディネセン大尉が娘を探し、荒野を彷徨う」描写の
尺の長さによります。

所謂スリリングな展開を追求した映画では何十秒かで済ませてしまう描写に
この映画は何分もかけます。
この間、セリフによる描写も多くはありません。
ただただ、画面の端から端までを移動する
ディネセン大尉を目で追うことしか我々にはできません。

この状況から私は寡黙であると判断しました。

ただし台詞が少なく、ゆっくりとした展開であれば
寡黙であるとは一概には言えません。

そういった作風でも多くのことを語りかけくる
雄弁な作品はあります。

なので寡黙としてしまうかどうかの判断は
実は観客によるところが大きいです。

残念ながら(?)
私は簡単にはこの作品の行間に
意味を見出せすことは難しく
戸惑い、不安になってしまったのです。

この『約束の地』という作品の寡黙さを前にすれば
映画と呼ばれているものはそもそも映像の集合体であり
言語や音声と同じように単なる情報にすぎないことを
意識せざるを得ません。

ひとたび情報という大きな枠組みでこの作品を俯瞰してみれば、
この寡黙な作品は極端に情報の少ない作品と言えます。

私の戸惑いの理由をもう少し掘り下げてみると
映画(情報)を観に(摂取しに)来たのにもかかわらず
情報が少なかったために面を食らってしまったから
と言えるでしょう。

例えば何もない真っ白の空間。
極端な例ですがこのような空間に突然、投げ出されたとき
居心地の悪さを感じてしまうであろうことは
誰しもが共感してくれると思います。

人間は想像以上に、情報に囲まれ生活し、
また情報を希求しています。

それがなくなった場合、
どうなるかと言うと
半ば諦めのつかぬまま、
自分と向き合わざるを得なくなります。

私は映画を鑑賞しながら
これと似た状況におかされていました。

それはまさに
劇中のディネセン大尉が体験していること
そのものなのではないでしょうか?

娘の失踪の理由を思い巡らし
歩いても歩いても
手がかりはない。
やがて孤独感に苛まれてゆく。

終盤、老女の声で提示される哲学的と言える「問い」
「・・・・・・・・・・・?」
(ここは劇場でお確かめいただけたらと思います)

これは、孤独な旅の行く末にみた
主人公自身の内なるの声なのだと私は思います。

そして我々観客が
主人公と共に歩いた映画のラスト。

およそ10分間の
恐るべき急展開をどう解釈すべきなのでしょうか?

『約束の地』は勇気をもって鑑賞していただきたいです。

(斉藤)
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