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『ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~』
5月26日の上映後、
ジャーナリストで「かもがわ出版」編集長の
松竹伸幸さんをお招きしトークを開催、
約20名の方が参加されました。

松竹さんは、映画の中で語られていた
日米安保地位協定の理不尽さやオスプレイなど
低空訓練が日本本土でも事故を起こしている問題について、
日本と同じく米国とNATO軍事同盟を結んでいる
ヨーロッパ諸国政府の対応の違いなどを説明し、
沖縄の米軍基地をめぐる事故・被害などを解決すべく
米軍基地を撤去するためには、
近隣諸国との関係でも
米軍がなくても日本の安全保障は大丈夫だと
日本国民が納得できる安全保障を提案し
支持を広げることが大事だとしました。

質疑も活発に交わされ、
沖縄の基地の「痛み」をどうするかにとどまらずに、
戦争のない平和な社会をどうつくるかについて、
現実的に可能な方策が論議されました。

松竹さんの見識については、
新著『憲法九条の軍事戦略』(平凡新書)→
がおすすめです。

(okaby)

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日本古来の植物染料にこだわった“染め”を営む、
京都の「染司 よしおか」。
江戸時代から続く「よしおか」五代目当主であり、
映画『紫』の主人公でもある
吉岡幸雄さんにお越しいただき、
映画の後舞台挨拶をしていただきました。

当日の朝、講演先の博多から新幹線で
神戸に駆けつけてくださった吉岡さん。
村上春樹氏の新刊
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
を手にされていたのですが、
「色彩を持たない、というのが気になって」
とおっしゃっていました。

仕事柄、テレビや新聞の取材は
時折あるそうですが
映画は初めてで驚いたと話す吉岡さん。
こんな地味な仕事、映画になるんかなと
心配だったそうですが、
川瀬監督の“しつこい”撮りのおかげで
非常に美しい映画に仕上がって
嬉しいとおっしゃってました。

植物染めの歴史は約2千年、
吉岡さんの訪問された
韓国や中国、ヨーロッパなどでは
やはり途絶えていることが多いそうです。
途絶えると、簡単に忘れられる。
そうならないためにも、
子どもたちの教育の現場でも
もっと伝えていきたいと話されます。

日本の文化は「わび・さび」と言われますが
本来華やかな色も多く、
それらとわびさびの対比が日本の文化。
渋い色のみを愛しているわけではない
と吉岡さん。

吉岡さんの著作「日本の色辞典」をめくると
その発色の良さ、段階の多さ、
そして色の名称の美しさに驚きます。
(上映期間中受付にて販売中)

舞台挨拶後は2階に場所を移して
書籍と小物の販売&サイン会。
吉岡さんに話を聞きたい方が
長蛇の列をつくりました。

次の週末、5/25(土)・26(日)にも
13:10の回上映後に舞台挨拶をしていただきます。
染め物をしている方も、
日本の伝統技に興味のある方も、
どうぞたくさんお越しください。
当日は書籍などにサインもしていただけます。
筆ペンで、とても美しい文字を書かれます。

また、元町映画館近くの「凮月堂」さんで
5/29(水)に吉岡さんの講演会が開催されます。
詳細はこちら→
こちらもどうぞ足をお運びください。

(mirai)

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このタイトルと、パンティに手を入れかけた
少女の下半身だけのチラシからは
想像できないでしょうが、
けっこう硬派なところもある作品です。

ノルウェーの片田舎に住むアルマは、
セックスに興味津々な15歳。
学校の友だちともそんな話題に事欠きません。
彼女はひそかにアルトゥールに想いを寄せ、
街に出てセックスすることを夢見ています。

ある日、パーティで
アルトゥールとふたりきりになった時、
すごい体験をしてしまいます。
そのことを友だちに打ち明けたのに、
アルトゥールに否定され、
彼女はとんでもない女の子と噂になり、
なんちゅうことか《ちんちんアルマ》という
あだ名までつけられてしまいます。

ここからがすばらしい展開で、
アルマはどうどうと噂に立ち向かい、
ついにアルトゥールに真実を公表させるのです。
その方法がとってもかっこいいので、
見逃してはもったいないですよ。

これはノルウェー作品ですが、
同じようにこころない噂で職を奪われ、
追いつめられる男性を描いた
『偽りなき者』がデンマーク作品で
あったのを思い出します。
閉鎖的な地方都市では、
このように、ちょっとしたことで
世間から白い目で見られるというのは、
ヨーロッパも変わりないのでしょう。
『偽りなき者』はシリアスですが、
本作は、それをコミカルに
笑い飛ばす陽気さがいいんです。

ちまたでは『中学生丸山』が
ヒットしているそうですが、
《15歳、丸山の恋愛妄想》としたら、
ちょうど《アルマ》と
対になるんじゃないでしょうか。

さらにまた、《性欲は男のさが》みたいに思って
お馬鹿な発言をしている人には、
女性の性欲について理解してもらうため、
この映画とか『ヒステリア』を
参考にしていただくとよろしいかと思います。

(なまけネコ)

GWも過ぎ、どこか浮き足立っていた
春の季節も終わりを告げようとしています。
このまま夏になってくれたら良いのですが
その前に梅雨がやってきますね…。
雨ばかりで鬱陶しい日は、
ぜひ映画館でひとときを過ごしてみてください。
雨音に閉じ込められるような
雨の日の映画館、わたしは好きです。
元町映画館はアーケードの中にあるので
あまり雨の影響を受けないのもGOODですよ!



6/1(土)~6/7(金) ※一週間限定
アバウト・ロック・イン・オポジション

70年代末、商業主義反対を謳い
先鋭的ロック・ミュージシャンたちが結束した
ロック運動「ロック・イン・オポジション」。
当時の貴重な映像を交えつつ、
その歴史と現在を豊富なインタビューと
ライブ演奏の数々で綴るドキュメンタリー。
待望の日本語字幕版上映!
関西で観ることができるのは元町映画館だけ!
さらに6/2(日)は、クリス・カトラーと
ユミ・ハラ・コークウェルのミニライブ&
トークショーのスペシャルプログラム開催!
詳細→


★6/2(日)トーク&ライブ開催!
◎ゲスト:クリス・カトラー
     ユミ・ハラ・コークウェル

※6/2のライブ&トークは料金が異なります。予約割引もあり。
詳細は元町映画館ホームページをご覧ください。




6/1(土)~6/14(金)
ベラミ 愛を弄ぶ男

19世紀、退廃の都パリを舞台に、
欲にまみれたブルジョワ社会で
自身の美貌とセックスだけを武器に
貧乏から駆け上がった男、ベラミ。
文豪モーパッサンの問題作を
ロバート・パティンソン主演で映画化。
公式サイト→




6/1(土)~6/14(金)
ニッポンの、みせものやさん

かつて祭りの夜を賑わせた〈見世物小屋〉。
今では最後の一座が興行を続けるのみ。
「記録に残さなければ、消えてしまう…」
一座との10年にわたる交流の中で
奥谷監督がつくりあげたドキュメンタリー。
大衆演劇、見世物小屋、チンドン屋など
大衆芸能を研究する鵜飼正樹さんの
トークも開催します!
公式サイト→


★6/1(土)関連トークイベント開催!
◎ゲスト:鵜飼正樹さん(京都文教大助教授、大衆芸能研究)




6/8(土)~6/14(金) ※一週間限定
モトマチセレクションvol.18:台湾原住民 もう一つの戦争
出草之歌—台湾原住民の吶喊 背山一戦

『セデック・バレ』公開を記念して、
靖国神社と日本国家に対して
「祖霊奪還」の闘いを挑む台湾原住民族
タイヤル族の高金素梅(チワス・アリ)さんと
原住民音楽グループ「飛魚雲豹音楽工団」
を追ったドキュメンタリーを上映。
抗日戦争はほんとうに終わったと
言えるのだろうか?
公式サイト→
予告編(リンク)→



6/8(土)~6/21(金)
魔女と呼ばれた少女

平和な暮らしを送っていた水辺の村から
突然拉致され、反政府軍の兵士となった
12歳の少女、コモナ。
死んだはずの人たちに導かれ
勝利を招く彼女をボスは“魔女”と呼び
丁重に扱われるが、やがて自分も
殺されると知ったコモナは
ひとりの少年と命を懸けた逃避行に出る…。
公式サイト→


★6/15(土)トーク「子ども兵士の現実と解決の糸口」開催!
◎ゲスト:小川真吾さん(NPO法人テラ・ルネッサンス理事長)




6/8(土)~6/21(金)
はちみつ色のユン

国籍の全く異なる者同士が親子関係となる
“国際養子”として韓国からベルギーへ渡った
マンガ作家ユンによる自伝的作品。
8ミリフィルム等の実写と
手描きやCGアニメを組み合わせ、
リアルとセンチメンタルが入り混じった
独特の世界観を構築する。
公式サイト→




6/15(土)~6/21(金) ※一週間限定
アントン・コービン
伝説のロック・フォトグラファーの光と影

ストーンズ、ジョイ・ディヴィジョン、
メタリカ、ニルヴァーナ…
世界最高のアーティストたちを撮り続け
唯一無二の作風で爆発的な支持を得る
最強のロック写真家、アントン・コービン。
アーティストたちとの作品づくりの様子や
貴重な現場をとらえたドキュメンタリー。
アントン・コービン初監督作
『CONTROL』も同時上映決定!
公式サイト→




6/15(土)~6/21(金) ※一週間限定
CONTROL

世界のロック・シーンを撮り続けた写真家、
アントン・コービン初監督作。
伝説となったバンド、ジョイ・ディヴィジョン。
1980年、23歳という若さで自ら命を絶った
ヴォーカル、イアン・カーティスの
駆け抜けた生涯を美しい映像で描く。
公式サイト→




6/15(土)~7/5(金)
恐怖と欲望

巨匠スタンリー・キューブリック監督
幻のデビュー作である戦争ドラマ。
極限状態の兵士たちが人間らしさを失い、
狂気の領域­に踏み込んでいく過程を描く。
今まで公表されなかった
幻の作品のパワーに圧倒される!
公式サイト→




6/15(土)~7/12(金)
ブルーノのしあわせガイド

ローマで気ままな暮らしをしているブルーノ。
ある日、教え子であるルカの母親から
息子を預かってほしいと頼まれる。
しかもルカはブルーノとの間の子どもだという。
中年男と15歳の少年が、親友として
共同生活を送る姿をユーモアたっぷりに描く
ハートフルドラマ。
公式サイト→




6/22(土)~7/5(金)
ウィ・アンド・アイ

『エターナル・サンシャイン』の
ミシェル・ゴンドリー監督が
自身の高校時代の体験をもとに
ティーンエイジャーたちの本音を描き出す。
恋愛話や仲間のスキャンダル話で盛り上がる
下校バスの車内、一人またひとり降りてゆくにつれ
彼らの内に秘めた個性と本音が見えてくる。
公式サイト→




6/22(土)~7/5(金)
《韓国映画セレクション》
恋は命がけ
僕の妻のすべて
ヨンガシ 変種増殖

豪華キャストで贈る珠玉のセレクション。
笑いあり、涙あり、ロマンチックもスリルもあり!
2011年から2012年にかけて韓国で公開された
選りすぐりの大ヒット話題作を一挙上映!
公式サイト→




6/22(土)~6/28(金) ※一週間限定
SADO TEMPEST

政府によりロックが禁止された近未来の日本。
孤島に追放された反逆のロックシンガー・ジュントク、
謎の歌を囁く女・ミランダ。かつて島を支配していた
鬼たちの歌を集めるジュントクだが、
その先には一体何が待ち受けているのか…。
ロックバンド「ジルバ」映画初出演。
公式サイト→


★6/22(土)江口のりこさん、ジョン・ウィリアムズ監督舞台挨拶決定!



6/29(土)~7/12(金)
桜姫

歌舞伎の演目「桜姫東文章」を題材に、
『探偵はBARにいる』の橋本一監督が
本能の赴くままに生み出した狂気の最新作!
一途にひとりの男を想い続け、
遊女へと転落していく美少女の生きざまを描く。
主演の日南響子は大胆シーンにも挑戦!
公式サイト→




6月はいつもより作品数も
すこし多いような気がします。
いろんな作品を楽しんでいただきたいぶん、
ひとつの作品の上映期間が短かったりしますが
外に出ても梅雨なので
映画のために時間をあけてみてください。
ふらりと立ち寄っていただいても
いつもおすすめ映画がかかっている、
そんな映画館めざしています!

(mirai)
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モノクローム映像の美しさもさることながら、
被写界深度の非常に浅い映像が印象に残る。
やや露出オーヴァー気味で
シルエットを微かに残すのみの背景に
そこだけクッキリ浮かび上がる制服姿。
それが頭でっかちで自意識過剰で視野の狭い
女子高生の生きる“世界”を
そのまま表しているかのようで。

男性監督が
女子高生を主人公にした映画を撮ると、
〈ジョシコーセー〉という存在に対する
幻想や憧れや理想像や
それらと表裏をなす過剰なリアルや
ゴダール翁的嘲笑などが
どこかに必ず立ち現れてくるように思う。
それが『ももいろそらを』には
ほんの1ミリも含まれていないことに驚いた。

登場する女子高生は
かわいくて
底が浅くて
しょーもないことが一大事で
敏感なくせにいろんなことに気づかないで
なんか隙だらけで間が抜けている。
つまり、そのへんに転がってる女子高生だ。
うーん、こんな風に(特別な思い入れなく)
女子高生を描けた男性監督が
ほかにいただろうか。

眉間にしわを寄せて口はへの字。
なんだかいつも不機嫌な表情の主人公いづみ。
不機嫌なのはカオだけじゃなくて
江戸っ子口調で毒舌吐きまくり。
近所の印刷屋のちょっぴり情けないオッサンから
「兄貴っ」なんて呼ばれ、
友だちの憧れの的お金持ちのイケメン君には
「バカ、偽善者、ア◯ルファッカー」
なんて罵詈雑言を浴びせまくる。

このいづみの言葉がユカイツーカイ!

独り言でも友だち同士のやり取りでも
オッサンとのじゃれ合いでも
イケメン君に吐く怒りの暴言でも
非常に言葉のリズムとテンポが良く、
繰り返されることでだんだん爽快に、
だんだん心地よくなってくる。
即興的でリアルだが、
よくよく練られた映画なのだと思う。

説明なんて遠くに放り投げちゃう軽やかさ、
観客に何らかの感情想起を促さない潔さ。
この映画の完成度の高さはそこに表れている。
そしてその2つを手放した作品は
今の日本映画界に、
ほとんど類を見ないのではないか?

そして今後、
ロバート・パティンソンを見るたび
『ももいろそらを』を思い出す気がする…。
(観た人にはわかる!)

(mirai)

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