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予告篇がものほしげな昼メロみたいですが、
意外と面白いんですよ。

この作品、“オブジェクト”である
〈コピー機〉と〈デジカメ〉の目線で
ナレーションするというのがユニークなのに、
全然宣伝に使ってないのです。
オブジェクトって何かわからんでしょ。
ほんとにこの映画の宣伝へたすぎでハラがたちます。
それに前半はちょっと?なのですが、
後半俄然引き込まれます!

大学教授で性行動を研究し
〈婚外情事〉についての論文を準備中のへジョンは40歳。
夫とは〈仮面夫婦〉です。
パソコンのパスワードが〈ヴァギナの解放〉なんて
過激なわりに、おとなしそうな表情が、
私には、〈かまとと〉で好きになれません。

へジョンは、リサーチで、夫婦で魚屋を営む妻の方が
雇い人の若者とセックスしている話を聞き、
また、そのセックスシーンはかなり激しく描かれます
(う〜む、ヒロインはあんまり脱がないので、
かわりにこのカップルに演じさせているのか、
と、ちょっとしらけましたが)。

あるとき、助手にやってきた学生ウサンに、
胸ときめかせるへジョン。
19歳も年下なのに、と思いつつも、
だんだん自分が抑えられないようです。
それでも、そんなことはいけないと思うへジョン。
一方のウサンも彼女は高嶺の花と思います。

ある日、おなじアラフォーで、やり手の経営者に
連れられてホストクラブに行ったへジョンは、
そこでホストをしているウサンにばったり。
学生のときの彼と別人のようなカッコ良さでしたが、
へジョンは、こんなところで働いているなんて…と
軽蔑してしまいます。

これだけだったらホント昼メロですが、
ウサンの秘密がけっこう切ないのです。

ウサンには人恋しい思いがあるのに、
素直に言えないところがあります。
それはへジョン同じです。
それをもどかしく思うのが
へジョンの〈コピー機〉であり、ウサンの〈デジカメ〉。
この擬人化されたオブジェクトが、重要な役目を果たします。

この映画は、女性の監督が韓国の現状を踏まえつつ、
少し、女性の欲望を積極的に描いたことにも
意味があると思いますし、
けっしてエロい作品になっていなくて、
品の良さがあります。

(なまけネコ)

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Milocrorze_syabecro_2.jpg

2/16(土)、元町高架下プラネットEartHにて
トークイベント「ハッピートーク・しゃべくろーぜ」
を開催しました。
会場はほどよく隠れ家でほどよくアヤシくて良い感じ。
頭上を電車が通り過ぎる音が聞こえます。

ゲストに石橋義正監督、ミルクマン斉藤さんをお迎えし、
石橋監督の大学の先輩である支配人の藤島が
トークの合の手役(笑)を務めました。

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(左から)石橋監督、ミルクマン斉藤さん、藤島

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ドリンクカウンターは“ミロクローゼ屋台”!

新作『ミロクローゼ』のいろんな話から
現在上映中の石橋監督の以前の作品の話、
大学時代の話まで実に盛りだくさん!

間に『ミロクローゼ』関連のものや
『オー!マイキー』の数話など、
映像を織り交ぜながら進みました。

特に、「まだどこにも出したことがない」という
マイキーの秘蔵映像には全員大爆笑!
お腹が痛くなるくらい笑えました。
この映像は今後、iPhoneアプリにすることも
考えていると石橋監督は話されていたので、
みなさんにも見ていただける機会があるかもしれません。
ぜひ楽しみにしてほしいです。ほんと笑えます…。

ビールを飲みながらの、和気あいあいとした
楽しい1時間半でした。

明日2/28(木)には、20:15〜元町映画館にて
石橋監督のトークライブ&未公開映像上映
がスペシャルプログラムとして開催されます!
こちらもこの回に来た人だけが観られる、
初公開の秘蔵映像を持ってきていただけるとのこと。
ぜひお越しください!

(mirai)

神戸でもディープな場所として知られる
元町高架下、通称「モトコー」で
ひときわ異彩を放つプラネットEartH。

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鮮やかなオレンジが目を引く

ギャラリーを併設したカフェであり、
神戸の街をアートに変えてゆく震源地でもある。
「この店は一体ナンだ?」と
やや遠巻きに覗いて通る人も多いが、
勇気を出してぜひ一度入ってほしい。
向かって左側、カフェの扉を開くとすぐのところに
鉄でできた巨大な牛が!!
これは、造形家の東山嘉事さんが
廃材を利用してつくった作品。

Milocrorze_planetearth_2.jpg
迫力です。でもユーモラス。

周りをアートに囲まれた居心地の良いソファで
お茶やお酒、おいしいカレーも楽しめます。
“ちょっと新しい”手づくりのおまんじゅうも人気。

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店内にある階段を上がると、
アート制作の教室をやったりイベントを開催している
2階のフリースペースが。ここも相当良い味出てます!
間近に響く電車の音も隠れ家感を盛り上げます。

Milocrorze_planetearth_1.jpg

オーナーの宮崎みよしさんは、
このディープだけど少し寂れつつあったモトコーに
少しずつアートの息を吹き込んできた張本人。
先日も、商店街の各店から
レトロもんやアンティークを集めて並べる
「モトコー博物館#183」を開館したばかり。

お会いするたびに「面白いことしようよ〜」と
投げかけてくる宮崎さん。
カウンターで飲むアーティストたちの話を
親身になったり厳しくしたりしながら
聞いている姿は、頼れる姉ちゃんって感じです。
宮崎さんと話していると
どんどん話が止まらなくなるんです。

こういうお店は、外から見ていてもダメ。
懐に飛び込んでこその面白さ!
ぜひ宮崎さんともお話ししてみてください。

『ミロクローゼ』ご鑑賞時にお渡しする
タイアップ店マップをご持参いただくと、
プラネットEartHに出入りしているアーティストたちが
“何か”を描いたミニ紙皿がもらえます。
このマップは3月末までご利用できますので、
上映が終わってからでもぜひ足を運んでみてくださいね!

(mirai)

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まず思ったのは、
一本の映画をつくるということに対して
これほどたくさんのプロフェッショナルたちが
力を合わせているんだな、ということ。
映画マニアならいざ知らず、
“撮影監督”なんて、意識したことも
その名を心に留めたこともないだろう。
でも映画の「画」をつくりだしているのは彼らなのだ。

いま目の前にある光景が
どのようにフィルムに焼き付けられているのか?
それは監督ですら想像がつかないと言う。
撮影監督のみがその結果を知っていて、
翌日届けられるラッシュフィルム上映は
魔法を見る瞬間なのだという言葉が
すごく素敵で映画的で印象に残った。
(ま、一方で、ラッシュを観る瞬間は最悪だ、
ピンボケが発覚しても今さら手の打ちようもなければ
やり直しもきかないしと話す人もいたが…笑)

私はフィルムが好きだ。
映像に手ざわりが感じられるけれど、
それは絶対的に現実とは異なるものだからだ。
物語を語るのにこれほど適した素材はないと思う。

だから、映画の「デジタル化」には
あまり良い気がしていなかった。
嘆いていたと言っても良い。
この映画についても、
ハリウッドからのデジタル化推進映画だと
観るまでは思っていた。

ところが観てみると印象がちがう。
名だたる大監督たちが、
デジタルで映画を撮るということを
まるで少年のようにキラキラした瞳で
ワクワクしながら語っているのだ。
そうか、彼らにとっては新しい技術というものは
今まで閉じられていた扉を開いてくれるものなんだ。
自らの作品の可能性を広げるものなんだ。

それを見てしまったら、
「やっぱり映画はフィルムじゃないと」
なんて思ってた自分は、
とてもつまらないことにこだわって
意地を張り続けていたような気さえした。

時代は移り変わる。
技術は革新を続ける。
重要なのはそれをどう扱うか、なのかもしれない。
問題はフォーマットの変化とは違う場所にある。
そういう風にこの映画から感じられたこと、
それは映画に関わる仕事をしている自分が
“本当にデジタル化を受け容れた瞬間”
だったのではないだろうか。

だからと言って、大手を振って
ウェルカーーーーーーーーム!!!
と言い切れない部分も残る。

映画のデジタル化への、
私の偏見を取り除いてくれたのは
先にも書いたが“大”監督たちだ。
フィルムの時代から映画をつくり続けていて、
フィルムで撮ることの素晴らしさも大変さも
限界も失敗も知り尽くしているからこそ
新しい技術を歓迎することができるのだ。
彼らがデジタルでの映画製作を褒め称えるのは
大半が「フィルムでは難だったコレが改善された」
という内容ではなかったか。

だとすれば、これからの監督たちはどうなのだろう。
フィルム撮影を経験していない未来の巨匠たち。

もうひとつ、
撮影監督の魔法がかかるラッシュフィルムは、
フィルムであるからして当然照明を落とした
暗闇のシアターで観るわけで。
監督も役者もスタッフたちも、
その暗闇で初めて映像と対面する。
ところがデジタル撮影の場合、
カットが入るとすぐにモニターでチェック。
もちろん明るい光の中で、だ。

「映画には暗闇が必要だ。
そのようにつくられているのだから」
と言ったのは誰だったか。
映画はもう、
暗闇のためにつくられているとは言いがたい。

映像の仕上がりチェックを
暗闇で行うか、明るい中で行うか。
人によってはそれがどうしたの?
という程度の問題かもしれない。
でも映画を観る暗闇を提供する側の人間としては、
ここがいちばんショックだったりしたのだった。
暗闇のためにつくられたのでない映画を観るためには、
暗闇を欲する必要がないから。
若い人の映画離れの原因は、
実はこういうところに潜んでいるのではないか
とも思ったり(わりと本気で)。

あとはやはりデジタル化により
消えゆく職業があるのだという寂しさ。
これは自分がフィルムを扱う映写業務に
就いているということもあるのだろう。

まあでもこうやって、
いろいろと考えさせられるというのは
良いドキュメンタリーの証拠です。
ぜひたくさんの人に観てほしいと思います。

(mirai)

3月は大女優イングリッド・バーグマンの
遺作にして最高傑作『秋のソナタ』に、
衝撃作を次々世に送り出す
片嶋一貴監督の『たとえば檸檬』と
なぜか“母と娘の確執モノ”が揃っています。
ぜひこの機会に合わせてご覧ください。
その他おすすめ作品もイベントも盛りだくさん!



3/2(土)~2/22(金)
秋のソナタ

イングリッド・バーグマン没後30年、
巨匠イングマール・ベルイマンと組んだ
遺作にして最高傑作がスクリーンに甦る。
自身の人生と重ね合わせるかのような役柄に
葛藤し、のめり込んだバーグマンの演技は
「映画史上最高のシーン」と絶賛された。
公式サイト→




3/2(土)~3/15(金)
秘密のオブジェクト

40歳と21歳、秘密を抱えた
ピュアで切ない禁断のラブストーリー。
“婚外情事”に関する論文を準備中の
大学教授ヘジョンと助手を務める大学生ウサン。
韓国新世代の女性監督が描く、
40代女性の恋と性のリアル。
公式サイト→




3/9(土)~3/22(金)
メモリーズ・コーナー

フランスの気鋭女性監督オドレイ・フーシェが
神戸と淡路島を舞台に、
神戸の震災後の社会に影を落とす
“愛する者を失う喪失感”“孤独死”をテーマに
希望を込めてつくった映画。
公式サイト→




3/9(土)~3/22(金)
たとえば檸檬

“歪んだ愛”と“憎しみ”の間で、
依存し合う母と娘に魂の救いはあるのか—。
母親からの嫉妬、支配欲から逃れたいと
思いながらも愛されたいと願う娘の痛みを
生々しく描いた、歪んだ愛の物語。
公式サイト→


★3/9(土)16:30の回舞台挨拶!
◎ゲスト:韓英恵さん、有森也実さん、片嶋一貴監督




3/9(土)~3/22(金)
駄作の中にだけ俺がいる

現在六本木ヒルズにある森美術館で
「天才でごめんなさい」展を開催中の
現代美術家・会田誠の制作に迫る
ドキュメンタリー。
斬新かつ豊かな発想、
そして“エログロ”“変態”と称される
過激な作風で物議を醸すことも多い会田誠の、
ユーモアに包まれた家族の姿も映し出す。
公式サイト→


★上映期間中、元町映画館2Fスペースにて
「みんなの駄作展」開催!




3/16(土)~3/22(金) ※一週間限定
ナイトピープル

直木賞作家・逢坂剛の傑作短編に
さらなる逆転劇を加えた
クライム・サスペンスの快作誕生!
過去に縛られる男、謎の女、事件を追う刑事…
盗まれた2億円をめぐり繰り広げられる
どんでん返しの連続!
公式サイト→




3/23(土)~4/5(金)
モトマチセレクションvol.17 愛・ゾンビ博2013
ロンドンゾンビ紀行
ゴースト・フライト407便
Z108地区〜ゾンビ包囲網〜

イギリス、タイ、台湾から、
新作ゾンビ映画がぞくぞく襲来!
イベント盛りだくさんの
ゾンビエキスポ開幕です!

『ロンドンゾンビ紀行』
公式サイト→


『ゴースト・フライト407便』
公式サイト→


『Z108地区〜ゾンビ包囲網〜』
公式サイト→


★3/24(日)元町ゾンビウォーク開催!
★3/31(日)ゾンビマルシェ開催!
イベント詳細はこちら→




3/23(土)~4/12(金)
アルマジロ

アフガニスタン最前線アルマジロ基地。
国際平和活動という名の下に派遣された
デンマークの若い兵士たちに7ヶ月密着撮影し、
交戦で極度の興奮状態を体験した
若い兵士たちが戦争中毒に陥る姿を映し出す。
ゲームでもフィクションでもない、
これが「戦争」の現実。
公式サイト→




3/23(土)~4/12(金)
中国映画の全貌2013

中国初のノーベル文学賞を受賞した
莫言が原作を書いた映画史に残る傑作
『紅いコーリャン』や、
4/1の命日で没後10年を迎える
俳優レスリー・チャンの代表作
『さらば、わが愛/覇王別姫』、
話題の未公開新作2本に
1950年代の貴重な作品群など、
全15作品を厳選した特集上映を開催!

【上映作品】
ロスト・イン・北京/私の少女時代
五人の娘/白毛女/阿片戦争/農奴
ニエアル/さらば、わが愛
紅いコーリャン/青い凧/菊豆
女工哀歌/1978年、冬。
ジャライノール/ウォーロード


上映スケジュールはこちら→

『ロスト・イン・北京』


『青い凧』


『女工哀歌』


『ジャライノール』


『ウォーロード/男たちの誓い』



出会いと別れの春、
映画もたくさん楽しんでくださいね。

(mirai)
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