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今日から一週間限定で上映する『ヴァージン』。

10代・20代・30代
それぞれの世代の女性の“ロストヴァージン”を
描いたオムニバス作品です。

ロストヴァージンは女性にとって
(それがロマンチックハッピーであれ
忘れ去りたいような汚いもんであれ)
忘れがたい出来事であり、
人生における一大事であります。
さらに、そのXデーを
どの年代のどの時期に迎えるのかで
いろいろと差異も生じるというわけで。

そんなさまざまなロストヴァージンを
気鋭の「男性」監督が描くというのが
興味深いこの作品。

だいたいロストヴァージンなんて体験においては
女性側からするとそりゃもう必死のパッチで
相手がどう考えてるか、どう見てるかなんて
想いを巡らせる余裕もありません。
(自分が「どう見られているか」については
ぐだぐだ無駄に思い悩んだり悔恨したりしますが。
まあオトメゴコロってやつです)

男性監督が描くということは
男性ならではの視点になるわけで、
それは自身の体験において
「本当のところはなに考えてるかわかんなかった」
相手の腹ん中を覗き見るようで非常に楽しいです。

オンナ同士でわいわい観て、
それぞれの体験に照らし合わせた感想など言い合って
さらに監督の女性観までも批評してしまう。
そんな楽しみ方を提案したいところです。

では件の「男性監督」たちを紹介しましょう。

第一話『くちばっか』を監督したのは
『たまの映画』の今泉力哉(31歳)。
virgin_imaizumi.jpg
芸人経験があるというだけあって、
なんとゆーか個性的な風貌をしています。
ちなみに彼の映画に登場する女性は
みな美しいと評判らしいです。


第二話『ゴージャス・プリンセス!』を監督したのは
『アワ・ブリーフ・エタニティ』の福島拓哉(40歳)。
virgin_fukushima.jpg
こ、これは…なかなか…
というか相当のオトコマエですね。
そしてオトコマエな自分を知っている感じ。
(すいません勝手に言うてます)


第三話『ふかくこの性を愛すべし』を監督したのは
『家族X』の吉田光希(32歳)。
virgin_yoshida.jpg
おおっ爽やかなオトコマエ!
両親に会わせたら一番ウケが良さそうです。
シャイな一面もあったりして。
(知らんけど)

こんな男性があの映画を作った、
という部分でぜひナナメから観てみてください。

どんな風に女性を描くのか?
どんな風にロストヴァージンを描くのか?
どんな風に女ゴコロを描くのか?

彼らの(ある意味映画監督としての、とは異なる)
腕前をとくと鑑賞しようじゃあーりませんか!
ついでに監督自身の品評なんかも。

そんな楽しみ方ができるのは女性同士ならでは!
わたしもやりたい!
飲みながらあーだこーだ言いたい!
『ヴァージン』では女性3人でご来場いただくと
おひとり1000円で鑑賞していただける
「女性3人割」を実施しています。
ぜひぜひ気の合うお友だち同士でいらしてください。

(mirai)

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virgin_fukaku.jpg

『ヴァージン』の第3話
「ふかくこの性を愛すべし」は
もう柳俊太郎の映画といって
よいのではないでしょうか。

ニュータウンらしき地区を走るバスの中で
主人公をみつめる彼の冷たくぼんやりとした目つき、
主人公の部屋のなかで服を着る時にみせる
その綺麗で長い指先をみて、
何かただならぬものを見てしまったな、
という気分になりました。

映画の中の彼は、美術館の中にある
キラリとひかる名刀のようなもので、
観る人は、その洗練された輝きに圧倒されながらも、
その洗練が人を殺すためのものであることに恐怖し、
それでも放つその魅力に抵抗することができずに
目が離せなくなってしまうのです。

脚本や演出によって作り上げられた人物の枠を
大きく越えてしまった柳俊太郎の存在は、
映画全体をいびつにしてしまう異形ではあるのですが、
むしろその異形ゆえに
映画全体の魅力が一段と高まってしまいます。

彼の魅力は、MOOSIC LAB特集の中の1作品
『nico』(今泉力哉監督)の中でも味わうことができます。
じつは、この作品では
かれはほとんど台詞をいうことがありません。
そもそも、出演時間もそれほど長くはないのです。

けれども、短い時間でも
彼の異形っぷりはぞんぶんに発揮されていて、
彼がそこに映っているというだけで、
それまで保たれていた映画のバランスは崩れさり、
映画がいびつになってしまうのです。

じつをいうと、ぼくは、
あんまり彼に話させると
映画全体が本当に崩れてしまうから
彼の台詞を削ったのではないかと勘繰ってさえいます。
それくらいこの二つの映画のなかの彼は特別なのです。

彼はひょっとしたら映画に愛された
特別な存在なのかもしれません。

とにかく、彼からは目が離せません。

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(aka_kappa)

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6/30(土)からはじまる『MOOSIC LAB2012』。

初日に『サマーセール』主演の
大森靖子さんのミニライブを開催します!!

『サマーセール』予告編



大森靖子(オオモリセイコ)さんとは…

激情派ガーリーシンガー。
時に少女、ときに老婆のように、
粘着性があるような乾いているような
不思議な感触の歌声と、
絡みつくギターが奏でる感情剥き出しの
ダイレクトな起伏で男女問わず聴く者を翻弄し、
ひとり一人の襟首を掴んで揺さぶる。
やさしさと孤独と自由を持ち合わせた
ピンクの悪魔from新宿。

—ぐるぐる回る2012 出演アーティスト紹介より

聴いたらアナタもトリコになる、
生で聴くとよけいに胸をかき回される
大森さんの歌声を聴きにぜひ来てください!

(mirai)

pedal3.jpg

「過ぎた時間は巻き戻せない」

これはどうやら真理のようです。

まだ20年そこそこしか僕は生きていませんが、
経験から言ってどんなに強く願っても
過去に戻れたことは一度もありません。
僕の周りでそれに成功した人も
今のところ見たことがありませんし、
これからもお目にかかる機会はなさそうです。
リモコンの「◀」ボタンを押すとアラフシギ、
あの麗しき十代に若返っている、なんてことには
ならないのが人生だっちゅうことでしょうか。

でも、僕は現在の僕を形作った記憶を、
いつでも思いだすことができます。
そしてその記憶は現在の僕を形作った
大切な1ピースなのだと自覚するのです。

この映画の主人公ヴァスコは
そんな記憶を一切持ちません。
不慮の事故で記憶と両親をなくしてしまいました。
記憶を持たない彼にはつまり過去がありません。
それは同時に、
彼の現在と未来が不在である事も意味していました。
そこに現れたのが、
故郷ブルガリアに残してきた祖父バイ・ダン。
彼は祖国の社会主義体制を批判し
投獄された事もあるほどの情熱家。
そしてブルガリアでは国民的な人気を誇る
ボードゲーム「バックギャモン」の達人。

彼は盤上にサイコロを振る様に、
ヴァスコを旅に連れ出します。

生まれ故郷への、タンデム自転車二人旅。 

「サイコロの目は運と才覚次第」だと
バイ・ダンは言います。
彼は孫の記憶を取り戻す賭けに出たのでした。

帰り道はほんとうに素晴らしい景色でした。
広い大地、山、空、間違いなく故郷へ続く道、
そしてバイ・ダンの背中。
そのどれもが、かつて共産体制に振り回され
這いずり回るように祖国を離れた悲しい道とは
好対照な景色でした。
ヴァスコはペダルを漕ぎ進めるごとに、
事故以来失っていた柔らかい表情を取り戻し、
ついには記憶を取り戻します。

祖父の仕掛けた「賭け」によって
過去を取り戻した彼。

たどり着いた祖国で迎えていたのは
祖父とのバックギャモン真剣勝負。
次は彼がサイコロを振る番…

そこで起きた奇跡はぜひ劇場でご覧下さい!

過ぎた時間は巻き戻せないけれど、
過去を受け止め、自分を信じてサイコロを振る。
とにかく胸のすくような
すがすがしいハッピーエンドなこの映画。
望郷的なセンチメンタリズムに浸ることなく、
「帰る」ことをすごく前向きにとらえた映画です。
元町映画館では今週の金曜日までの
上映となっておりますので、お見逃しなく!!!

(タ平)

あともうちょっと、
あともうちょっと我慢したら梅雨が終わる(はず)…。
そしたら夏ーーー!!
7月の元町映画館は名作ぞろいのラインナップ。
いよいよテオ・アンゲロプロス特集上映もスタートです!


6/30(土)~7/13(金)
ベイビーズ -いのちのちから-
サンフランシスコ、ナミビア、モンゴル、そして東京。
異なる4つの国で2009年4月に誕生した
4人の赤ちゃんを1年にわたって記録したドキュメンタリー。
それぞれの赤ちゃんの愛らしい表情や仕草とともに、
子育てを取り巻く環境の違いも浮き彫りにする。
公式サイト→


★“気がねフリー”上映会開催!
小さなお子さまをお持ちのお母さんたちの
「映画を観たい!でも、子どもが泣いたり騒いだりしたら…」
の声におこたえして、小さなお子さまも
ご一緒に映画を観ていただける回をつくりました。
『ベイビーズ』7/2(月)・7/5(木)いずれも11:00~
※上記の上映回は、小さなお子さま連れのお客さまが来られます。
お子さま連れでないお客さまも、
その旨ご了承くださいますようお願いいたします。




6/30(土)~7/6(金)※一週間限定
ヴァージン

10代・20代・30代それぞれの世代の
女性のロストヴァージンを通し、その生きざまを描く。
今泉力哉、福島拓哉、吉田光希の
“いま”を代表する3名の新鋭監督たちにも注目。
公式サイト→


*〈女性3人割〉実施!
女性3人(以上)でお越しいただくと、
お一人1000円でご鑑賞いただけます!



6/30(土)~7/6(金)※一週間限定
MOOSIC LAB 2012
大阪・京都・神戸♫ムージック・バトル・ロワイアル編

音楽を魅せる。映画を鳴らす。
時代を打ち鳴らす、映画×音楽の祭典!!
今後の映画/音楽シーンでの活躍が期待される
気鋭の若手監督×ミュージシャンたちによる16作品が集合!
詳細はこちら→
公式サイト→


★6/30(土)大森靖子さんミニライブあり!

*お得な3回券(3000円)は開催期間中も販売



7/7(土)~7/27(土)
預言者

『真夜中のピアニスト』のジャック・オディアール監督が、
非情な刑務所の中で生き残るために様々なことを学びながら
のし上がっていく青年の姿を描き、
カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ
数々の映画賞に輝いたフレンチ・フィルム・ノワール。
公式サイト→



7/7(土)~7/13(金)※一週間限定
モトマチセレクションvol.11
YOUNG DIRECTORS A GO GO!
-ndjc若手映画作家育成プロジェクト傑作選-

次代を担う映画監督の発掘と育成を目的とした
NPO法人VIPOによるプロジェクトndjcから、
元町映画館が厳選した7作品を2本立てで上映!
人気の綾野剛さん出演作『アンダーウェア・アフェア』も!

【上映作品】
あかり/パーマネント ランド/動物の狩り方/
アンダーウェア・アフェア/琥珀色のキラキラ/
第三の肌/UFO食堂

詳細はこちら→
公式サイト→

★7/7(土)『あかり』谷本佳織監督舞台挨拶

*2本立て上映、1000円均一



7/7(土)~7/20(金)
容疑者、ホアキン・フェニックス

故リバー・フェニックスの実弟であり、
2度オスカーにノミネートされた演技派ホアキン・フェニックス。
2008年末、突然の俳優引退&ラッパーへの転向宣言で全米は大騒ぎ。
ところがその2年後、すべては義弟ケイシー・アフレックと仕組んだ
壮大すぎるジョークだったことが判明、
マスコミは大バッシング、ファンは大激怒!
前代未聞のドッキリの一部始終をカメラに収めた異色作!
公式サイト→



7/14(土)~7/20(金)※一週間限定
一遍上人

キャイ~ンのウド鈴木映画初主演!
鎌倉時代に各地で「踊り念仏」を行った時宗の開祖、
一遍上人の姿を描く。音楽的要素もたっぷり。
公式サイト→


★7/14(土)秋原北胤監督舞台挨拶

*前売券(1000円)は7/13まで販売中!



7/14(土)~7/20(金) ※一週間限定
モトマチセレクションvol.12 追悼テオ・アンゲロプロス
第一弾|旅芸人の記録

今年1月に事故で亡くなった
ギリシャの巨匠、テオ・アンゲロプロス監督。
追悼の意を込め、
『旅芸人の記録』から『エレニの旅』まで
全10作品を順次特集上映します。
詳細はこちら→


*お得な5プロ券(5000円)は開催期間中も販売
 ポストカード2枚プレゼント(限定数、先着順)



7/21(土)~7/27(金) ※一週間限定
ひかりのおと

土地特有の人間模様、将来の見えぬ不安、
見つめ直される家族の絆。
農業を生業とする映画作家・山崎樹一郎が
若き酪農家の葛藤と未来へのささやかな希望を
「土地からの視点」で描く長編初監督作品。
公式サイト→



7/21(土)~7/27(金) ※一週間限定
RIVER

『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督が
秋葉原無差別殺傷事件をモチーフに、
大切な人をなくした女性の再生までの道のりを
ドキュメンタリータッチで繊細に見つめ描いたドラマ。
公式サイト→



7/21(土)~8/3(金)
ジャン=リュック・ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団WEEK

ゴダール、政治の時代、商業映画との絶縁。
“純粋なる映画運動”の先に見えたものとは?
日本初公開作品を含む“ゴダール政治の時代”
全6作品を特集上映!
詳細はこちら→


*お得な2プロ券(2400円)は開催期間中も販売



7月もたくさんの素敵な映画と出会えますように。
みなさまのお越しをお待ちしてます。

(mirai)
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