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ライブを聞いたせいもあるけど、
主人公の歌う“あまっちょろいラブソング”が
頭から離れない。

夢と現実の折り合いをどうつけるか。
これって普遍的な悩み。

でも、高度経済成長期なら、
とりあえず夢を目指してがむしゃらに頑張っても、
ご飯を食べさせてくれる
家族や親戚、ご近所さんがいたかも。

バブルの頃なら、
とりあえず頑張ってみて、
ダメだったら就職口はいくらでもあった。

今は…失敗した人間に未来はない。
そんな空気が蔓延してる。
昔みたいに、開き直って
「社会が悪い」なんていうと笑われてしまう。
少し前に「自己責任」ていうのが流行ったけど、
とにかく何でも「自分が悪い」「自分のせい」で
内に内に向いていってしまう。

その結果、精神科が大繁盛するわけだ。

バンド仲間から
「自分らしさを破らなきゃだめだ」と言われ、
でもできなくて、
昔作った曲を「あまっちょろいラブソング」と自己否定して
バンドを辞めた主人公。

それでも何か物足りない、
淡々とした日々を過ごしているときに起こる2つの出来事。

夢を諦めきれずに、
少しずつでも音楽を続けているおじさんに再会したのと、
昔のバンド仲間の自殺未遂。

この2つの出来事を経て、彼女はある決意をする。
それは、「あまっちょろい」を肯定すること。
胸を張って「あまっちょろいラブソング」を歌っていくこと、
夢を諦めないこと。

これが彼女なりの抵抗のかたち。

「あまっちょろいラブソング」は、
彼女なりのプロテストソングであり、
監督からの、夢を諦めない人たちに向けた応援歌だ。

(S/N)

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『あまっちょろいラブソング』初日、
宮田宗吉監督と主演の下石奈緒美さんが
舞台挨拶に来てくださいました!

ゆるゆる〜とトークをした後は、
お待ちかね!下石さんのミニライブ。
華奢なからだでギターをかき鳴らし歌う姿がとても魅力的!
『あまちょろ』主題歌に加え、全4曲も歌っていただきました。
すごく耳ざわりの良いきもちいーい声にうっとり。
甘いんだけどよく知ってる甘さではなくて
どこか苦さも含んでいるような、
ふわふわしてるようでしっかりと手ざわりがあるような、
遠い異国のお菓子のような素敵な歌声でした。

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監督は、見かけによらず(←失礼)
もしかしてもしかしたらシャイ…というか
人前でお話しするのが苦手なのかもしれません。
しきりに「いやあ〜」と照れながらお話ししてくれていました。
それもまた監督のお人柄が垣間見えるようで楽しかったです。
あ、でも苦手なのは(決めつけてますが)壇上だけのようで、
ロビーではお客さんとふつうに歓談しておられたので
ぜひみなさんどんどんお話ししてくださいね。
下石さんもすごく気さくにお話ししてくれます。
美しいことこのうえないです。はにかんだ笑顔が!また!!

映画の主人公・ナオミの姿と
自分の〈いま〉が重なると話していたお客さんも。
だれもが通過する青春。
この映画は観る人それぞれの〈あの頃〉の思いを呼び覚まし、
そこから〈いま〉の自分に思いを巡らせる作用があると思います。
悩みなんてなくならない。
いつから大人になったのかなんてわからない。
それでも、ふと立ち止まって、こんな映画に触れてみてほしい。
そして観終わったら、もうずいぶん寒くなった帰り道を
ゆっくり考えながら歩いてほしい。少し遠回りしたりして。

今日もおふたりが来てくれます。
それに加え、女優の奥田恵梨華さんの舞台挨拶も急遽決定!
贅沢な夜になりそうです。
ぜひぜひお越しくださいー。
明日以降もイベントがたくさんあります。
詳細はこちら→
お待ちしてます!

(mirai)

「あまっちょろいラブソング」@元町映画館
11/26(土)〜12/2(金)連日19:00〜
上映中連日イベントします!

11月26日(土)下石奈緒美ミニライブ
11月27日(日)奥田恵梨華&下石奈緒美&宮田宗吉監督舞台挨拶
         +下石奈緒美ミニライブ
11月28日(月)久住昌之ミニライブ
12月1日(木) 冨樫森監督&宮田宗吉監督トーク


ということで
『プリミ恥部な世界』に続いて
ゲストイベントが目白押しの
『あまっちょろいラブソング』がはじまります!

ストーリーは主人公ナオミのバンドと恋を中心に展開します。
以下作品HPからちょっと引用拝借。

<ナオミはイタリア料理店でバイトしながら
ライブハウスで歌っている。けど、客もまばら。
長くつきあっている恋人小林がいるがその関係もマンネリ。
そんなある日、ドラムのケンジが脱退したいと言い、
そればかりか中学の頃からずっと同じバンドを組んでいた
ベースのヒサオも脱退したいと言ってきた。
その翌日、恋人小林からヤケクソなプロポーズを受ける。
ロックはもう卒業。
普通の幸せを手に入れるんだ、と結婚を決意するナオミだったが…>

この『あまっちょろいラブソング』のキャッチコピーは、
「青春が長引いただけです」。

青春についての映画で、
それが長引いたのが少しアレなんですね。

映画とか小説とかにされる青春のイメージは、長い暗いトンネルです。
だから青春はこじらせると長引いただけでは済まない悲劇です。

青春とは煩悶し葛藤することで新しい自分へと脱皮する時期、
もっとくら〜い言い方をすれば、
学校嫌いとかバイト嫌いとか趣味無いとか友達いないとか
性欲だけでもてないとかひっくるめて
この社会嫌いこの自分嫌いという怨恨はわんさかあって、
社会=会社へ出るまでのありあまる今日明日の時間をもて余し、
甘ったれた自意識だけが新しい理想の自分へ変わらなきゃ
ということを過剰に意識せざるを得ない時期が青春なんでしょうか。

はたから見たら醜悪かつ滑稽でも
本人は大まじめでまっくらでがんじがらめです。

これは男くさくて古くさい青春のイメージで
今時の青春はもっとさらっとしてそうな気もします。

年代は古いけどもジメジメしていない青春の見本は
村上龍の小説で映画化もされた『69』(監督:李相日)です。
それとバンド青春映画の傑作
『アイデン&ティティ』(監督:田口トモロヲ/原作:みうらじゅん)は
暗くてイジイジしててジ メジメですが半端無くおもしろい。

あ、本題は『あまっちょろいラブソング』でしたね。

この作品は暗い明るいというより
夜明けの曙光がほの見えている感じがいちばんの特徴でしょうか。
そこが好きです。

自分の中のあまっちょろいラブソングの
未熟さみたいなものをいったん受け入れて悩んで、
その苦いトンネルを抜けた先に陽だまりを見つけたのかという感じですから。
青春の暗さも明るさも強調しすぎずに
できるだけ等身大の青春を提示しています。

あまっちょろいラブソングを歌うことはあまっちょろいことではない。

来館されるゲストの簡単な紹介をします。

★宮田宗吉監督
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数々の映画で助監督をつとめ『バカバカンス』でデビュー

★下石奈緒美さん
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2010年4月までAPPLEDOREというバンドのギターボーカルを担当。
バンドの活動休止後も吉祥寺や下北沢で活動中。

★奥田恵梨華さん
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TV、映画、CMで幅広く活躍。
出演映画『三年身籠る』(助監督:宮田宗吉)
『バカバカンス』(監督:宮田宗吉)

★久住昌之さん
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泉晴紀と組んで漫画家・泉昌之として『ガロ』でデビュー。
漫画原作者として『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』など。

★冨樫森さん
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映画監督。井筒和幸、中原俊、平山秀幸らの作品に参加し、
オムニバス映画「ポッキー坂恋物語・かわいいひと」
の一編で監督デビュー。
監督作品に『非・バランス』『鉄人28号』『傷跡』など

ぜひぜひお越しください!

(T)

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聴覚障害の高校生たちの弱小野球部と、
暴行事件で球界を追われたスター投手。
両者が立ち上がる力を手に入れるまでの
ひと夏のあつーいものがたり。

王道中の王道スポ根作品ながら、
2時間半という長尺を飽きさせないのは
さすが『シルミド』カン・ウソク監督の手腕。
素直に笑えて素直に泣ける良質の映画になってます。
…て書くとつまんなさそーに見えちゃうから難しい。
こういう“ベタ”を映画好きは嫌いがちだからなあ。
「素直に」ってとこがほんと良いんですよ。
このさじ加減はできそでなかなかできないと思う。
泣かしたろ!ってな意図が見える映画は多いけど。

意外だったのは、主役は球児たちではなく
チョン・ジェヨン演じるスター投手だったこと。
さわやかスポーツ青春映画にとどまらずに
人生の深い味わいをも感じさせる作品になっているのは、
彼の再生が映画の柱となっていることによるだろう。

また、彼のマネージャーのチョルスが
映画のあちらこちらで絶妙な味を出しているのも良い!
笑かしてくれるし、泣かしてもくれる。
そんでもってめっちゃエエ奴。
韓国映画はほんと脇役の使い方が上手いなぁと思う。

最初はこの野球部をナメてかかってた強豪校チームが、
鳳凰杯(韓国の甲子園みたいなもの)で
生まれ変わった球児たちと対戦してく中で
どんどんプレイに本気が出てしまう演出も見事!
胸が熱くなります。

はじめの方ではほとんど声を出さずに
手話のみで会話している部員たちが、
後半では手話しながら声も出すようになっている。
そのきっかけとなるシーンがめっちゃ良いです。
それまで抑えられていた声だけでなく、
感情や心も解放する名シーン。
ぜひこれはスクリーンで。

最後に…
キャッチャー役のキム・ヘソン、
私は初めて見たんですがめーっちゃかわいい!!
すわ、韓国の小池徹平か?!って思いました。

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かわいい彼のかわいい胸キュンシーンもありますよん。
(観るたびにニヤニヤしてしまいます…)

12/2まで上映中です。
ぜひ観てねー!!

(mirai)

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代島治彦「ミニシアター巡礼」(大月書店)読了。

各地のミニシアターを訪ねてインタビューした記録です。
それぞれの映画館の成り立ちが面白く、
みなさんいろいろ工夫もされていて
元町でも参考にもなるかと思います。

一番驚いたのは岡山のシネマ・クレールの方、
会社員をしながら自分で35ミリ映写機を購入して
自主上映を続けたあとミニシアターを設立、
ついに「新築一戸建て」!の映画館を作ってしまった。

ある個人の思いが周囲の人を巻き込んで、
というパターンはこの本でもよく出てきますし、
普通はそうでなければ成り立たないと思うのですが。
なんか一人でコツコツと積み上げて夢を実現したという感じ。
世の中にはすごい人がいるもんです。

その他にも変わった、ではなく、
“熱い”人たちが登場しています。

是非ご一読を。

(錠)

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