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家族の秘密とかそういうお話も色々混ざっているんですが、
一つの大きなテーマが外国人労働者なんですね。

下町のふつうの庶民が暮らす地域の小さな工場に
突如いろんな国の外国人がやってくるというのは、
20年前や30年前なら
ドリフのコントにでもなりそうなくらい
荒唐無稽なお話なんでしょうが、
現在の日本では実際に起こっても不思議ではなくなっています。

もう日本人ですら就職できない人が多いってのに
外国人を雇う余裕なんてこの国にあるんですか、
なんて声もきこえてきそうですが、
事実として入ってきてしまっていますし、
そうである以上はそこに昔から住んでいる人たちと
「来訪者」たちとがどう付き合うか
という問題に対処しなければなりません。

国際化って、
べつに世界をまたにかけるエリートたちだけの話ではなくて
こういったふつうの人たちのふつうの生活にも
大きく関わってくることなんですよね。

で、この映画はこの点については徹底的に楽観的なんです。

「ん~、もうそんなに眉間にしわをよせて小難しく考えないで、
みんなで仲良くすればいいじゃない。
世の中そんなに悪い人ばかりじゃないよ。」
って。

悪く言えば、
あまりに無邪気で理想主義的、
非現実的な解決策っていうことになるのでしょうが、
でも現在の日本の世の中に不足しているのは
こういった明るさなのではないでしょうか。
悲観的になったからといって事態がよくなるわけではありません。

政府が……とか
大企業が……
現代の社会では……とか
そんな不満で世の中はいっぱいだけど、
誰かの力を借りたりしなくても
「そんな小難しく考えないで」の精神で
案外世の中良くなっちゃうのではないですか、
とそんな気分になりました。

ちなみに

「歓待」はwelcomeとも英訳することができます。
Welcomeといえば今年の2月に元町映画館で上映した
『君を想って海をゆく』の原題もWelcomeなのでした。

どちらも外国人問題を扱っています。

『君を想って~』はフランスにやってくるクルド人難民のお話で、
人間ドラマとしても素晴らしいのですが、
外国人に対するフランス政府の態度もよくわかる秀作です。

『歓待』と『君を想って~』で
日本とフランスの違いをくらべてみるとおもしろいですよ。

(aka_kappa)

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『歓待』公開を記念した元町映画館だけの特別企画、
特集上映「深田晃司と杉野希妃」について
『まぶしい一日』(杉野希妃さん女優デビュー作)を配給している
シネマコリアさんのブログにてご紹介いただきました!

ブログはこちら→

作品紹介に加え、作品の製作に至った背景や
杉野さんが参加されるイベントの紹介も。

ぜひ読んでみてくださいね◎

(mirai)

2011.07.25 SOMEWHERE(T)
物語の筋立てはいたって単純で、
父と娘が夏の短い間を一緒に過ごした、です。

だからといって映画が単純でつまらない訳じゃないです。
(つまらなかったらごめんなさい)

退屈な日々と感じているのは、
スティーブン・ドーフ演じる
若い父ジョニー・マルコ(ジョン・マルコビッチと関係あるの?)。

で父は思う訳です、
離婚して俺は忙しくてたいした面倒も見ていない
娘のクレオ(エル・ファニング)は生き生きしてうつくしいなと。

ふつうなら多少ぐれるでしょ。
別の映画だけど、教育の根本は家庭にあり、だったりもするから。

娘クレオは、しかし、初々しくてまぶしい、
ここは誰も否定できないところです。

退屈な父の退屈の中身は、
毎日酒を飲んで、何人もの女性と関係をもつ、です。
愛車は黒のフェラーリ。

ちょっとひん曲がった退屈でしょ。
まさにヴァニティ・フェア。虚栄の市です。

でもまあ毎日気持ちのよい事ばかりしてたら
感覚が麻痺するのは当たり前でしょ。
麻薬はしてないみたいだけど、父の堕落が映画の主題ではないですから。

救いはこの父あまり親友がいないところで、
自分と向き合ったりするから、改善の余地があるんです。
決してかっこよい孤独ではないけど、いつでも原点に還れる孤独というか。

中身のことを少し。

セレブの父(人気俳優)とその娘という割には、
この映画の舞台となるホテル「シャトー・マーモント」は全然豪華じゃありません、
ただ伝説のホテルというだけで、
どちらかというと静かな落ち着いた場所ですね。
田舎の避暑地って感じです。

最後に、アタマのシーンとケツのシーンは、関連がありますね、
私は永劫回帰のことを思ったりしました。
悪循環の切断という感じしますよ。

その後、流れる音楽のかっこいいこと。
やはりソフィア・コッポラでした。

(T)

あら?ららら?

ソフィア・コッポラ新作は
父と娘のええハナシ?

ガーリー路線やめちゃったの??

てなこと思いながら観てみたら、
まーあ、そーら、もーう………

エル・ファニングのかわいいこと!!!

もうね、もうもう…(言葉にならず)。

なんだそのキラキラした瞳。
なんだその透明感。

さすがガーリー番長ソフィア・コッポラ。
おさえるとこちゃんとおさえてます。さすがです。

コドモをやや卒業、
でも少女と大人の危うい境界線までは達していない
絶妙なお年頃のキャスティング。

父ちゃんの火遊び相手と囲む朝の食卓での
すこーし、でも確実に責めるような
微妙な表情は大人びているのに、
父ちゃんに褒められて嬉しそうな表情や
「あれはできる?」と言われて
「やってみる」と答えるシンケンな顔、
長ーい手脚を持て余しているかのような仕草は
やっぱりコドモのそれだったり。

いやあ、彼女を観るために足を運ぶ価値アリですよ。
ほんとに。


ellefanning_1.jpg
かーわいい


ellefanning_2.jpg
笑うとコドモなとこもかわいい


ellefanning_3.jpg
メガネも萌えーーー

(mirai)

主人公ジョニーは映画俳優としては
まずまずの成功をおさめているものの
その私生活たるや、
酒浸り女浸りの自堕落な日々。

某F支配人いわく、

「うーらーやーまーひぃー」

なモテモテぶりが鼻につかないのは
キャスティング(スティーヴン・ドーフ)の妙かしらん。

セレブなホテルライフを送りつつも、
これがちぃーっとも楽しそうではなくて、
なんだか虚無感ただようくたびれた表情。

なんつーの。
「ココロにぽっかり穴が…」みたいな?

う~ん、もうーやるせない顔なんだな、これが。

そんな彼のもとへ
別れた妻と暮らす娘クレア(エル・ファニング)が。

ティーンエイジャー手前の
ピュアで屈託のないクレアとの数日を経て元の生活に戻ったとき、
これまで目をそらし続けてきた自分の中の
空虚さに直面してしまうジョニー。

「俺はなにをしてるんだ」と。

神戸弁で言やあ「なにやっとんねんオレ」。

どさくさまぎれに元妻に泣きついてみたり
(そりゃ虫がよすぎるってもんだ)。

全編淡々とした運びなので、
ラストも大転換が起きるってわけじゃなく
いろんな解釈ができそうな変化の兆しをはらませて終わる。

実際、ヒトってそんなに急に変身できるものじゃないし、
でも多分、これじゃいかん、と思い始めたところから
何かが変わっていくものだろうし、
そんな風なことをソフィアC監督も描きたかったのかも。

などと思う今日この頃です。

(ゴマ)

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